第漆話

ある休日。

家のインターホンがなる。

部屋のモニターを確認するが、人の姿はない。

誰かのイタズラ?

特に気にもとめず、リビングの椅子に座る。

しばらくすると、またインターホンがなる。

やはりモニターの向こうには誰もいない。

次来たら捕まえてやろうと、玄関の前で待機する。

またしばらくして、インターホンがなる。

意気込んで出ると、そこには宅急便のお兄さんが立っていた。

そういえば、荷物来るって言ってたな。

受領書にサインをして顔を上げると、そこには……。

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