第12人目 通信機の向こうではなくて。

ほんま。

困る。


切っても切れない縁の輩。


まったくもって。


「私は、選んでなどいないっ!」

って叫んでしまいそうになる。


親。


今回は、父親へ。


ほんまになー。



どーした?


最近、頓に。


いや、気づかなかっただけで、昔から、何も変わってない。


否定するな!


まず。


人の言うことを、端から否定してかかる。






なんのこっちゃ、である。


そのくせ、こちらが何か言った時には。

「そんなんじゃ社会に出て通用せえへんぞ」。


おりゃー。



お前じゃねーかー。





ってことで。


私も。


「あー、ぜんぜん及ばないなぁ私」。

と、つくづく思って止まないのだが。


呪いか?


これは。



ほんま。


よく考えたら、『その通り』になっている。

父親の、言う、『通用せえへん奴』になってる。


そう育てたのは、あんただ。


あんたの、その『言霊』が、具現化して、こうなってる!




とか言っても。


仕方のないこと。




だが。



だが、しかし。


どーせえ、っちゅうねん!







で。


なんて言ってんのかなぁ? 老いて? 自分のこと。


「老いて弱くなってんやから、」

「そのように(優しく)接してくれないと」

と、言ってくるもんだから。



「なんやねん!? それ!」

であるわけで。






こう。


休み休み。


部屋で。


ゆったり、呆けたりしながら。

でないと、やってけない。






はー。


めんどくせ。







今後。


何かに気づいて、見方を変えていくしかあるまい。


こちら側が、な。






今のままでは、しんどい。


このまま介護に突入した日には。


どーなることやら、知れたことではない。


嫌だ。







今のうちに。


『和解』しておきたいものである。

私の内で。


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