ボクの恋人はスマートフォン

ニート1日目

2021年。今年も暑い8月の終わり。

「ボク」は26歳、独身、ニート、友達と呼べる人は0人。

鬱病と向き合いながら堕落した生活を送っている。

そんな「ボク」はいつも通りの日々を過ごしている。

スマホ片手に飲み物を飲みながら、欠かさずに続けている「ソシャゲ」（ソーシャルゲームの略）

実家のカーテンを閉め切った昼間でも薄暗い中、黙々とスマホと睨めっこしながらゲームで遊んでいる最中だ。

というのも、このご時世、コロナや就職に失敗したり、中には病気、

働けない人も居てスマホで遊んでる、スマホでYouTubeを見て過ごす人、

なんて5万といる。

その中の1人が「ボク」

でもボクはコロナでもなく、就職難でもなく、働ける気がしない。

イヤ、病気という事を盾に勝手にそう思い込んでるだけだ。

スマホが出た頃、まだガラケーだった学生時代からずっと携帯、スマホを触り続けている。

一時はパソコンで「オンラインゲーム」に熱中したこともあったが、相当前にパソコンが壊れてしまって、携帯、スマホに依存してる。

所謂、スマホ依存症の1人である。