第28話 麗しき美女、寵妃の指先が唇に触れて 3

美しい年上の寵妃に唇を指先でなぞられて、顔が赤くなるナジュ 

「あ、あああのお」ワタワタと落ちぬかぬナジュサアナ


まだ 楽し気に麗しき寵姫が ナジュの唇に触れて 楽しそうだった。

「火遊びも楽しそうじやが そうなると 妾も、そなたも ただでは済まぬ…か…」   


「そうじや、もう一人の妃も神殿に来ている

捕まらように…早めに退散する事じや…危険かも知れぬ」


「あれは そなたを…ナジュサアナ

予言の傾国の美人に その美貌に嫉妬して憎んでおる・・。」


「え?」 意味がわからず きょとんとしているナジュ


「ではまた ナジュ ふふっ」

寵妃は妖しい妖艶な笑みを浮かべて、離れた位置にいたお傍付きの者達と

共に立ち去った。

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