ここまでの登場人物紹介 パート②

 パート①から話数も進みましたので、一旦ここら辺で更新します。前回同様、恐らくもう登場しなさそうな人物については省きます。



百合宮ゆりみや 花蓮かれん……言わずと知れたこの物語の主人公。乙女ゲーム上では周囲の人を裏から唆してヒロインを陥れる月編ライバル令嬢。変わらず今後も色々やらかしていく予定。自身の運動能力のせいで月編の登場人物より、太陽編の登場人物と関わりが深くなっている。陽翔には「猫宮ねこみや 亀子かめこ」と偽名を名乗った。


*百合宮 奏多かなた……花蓮の兄。ゲーム上には名前しか出てこない。神童で学院では百合の貴公子と呼ばれている。妹の知らぬ内に自身が通う学院とその周囲を巻き込み、裏で何かやった模様。絶対シスコン。


*百合宮 咲子さきこ……花蓮と奏多の母。百合宮の血筋。誕生日にしても催会にしても娘が色々やらかして帰ってくるし、夫は娘の行事でやらかして帰ってくるしで色々と大変。新たな命を授かり、今後息子か娘が誕生する予定。


*お父様……花蓮と奏多の父。百合宮家の大黒柱。しかし100話越えても名前はまだない。ガリガリでヒョロっとしている。仕事ばかりにかまけて家族のことは放置していたが、現在は仕事にかこつけ、子どもたちの学校行事への介入機会を虎視眈々こしたんたんと狙っている。


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薔之院しょうのいん 麗花れいか……ゲーム上では花蓮と対を為す、太陽編ライバル令嬢。花蓮と違い正々堂々真正面からヒロインと対峙する。現状は花蓮の親友となり、学院でもお友達ができて本人はとても充実しているが、他の生徒からは近づき難い存在だと恐れられている。太陽編の登場人物より、月編の登場人物と関わりが深くなっている。


米河原よねがわら 瑠璃子るりこ……花蓮と麗花の親友。食品製造業界でその家名を轟かせている家の娘。おっとりと癒しの波動を放つ、おきあがりこぼしのような女の子で、親友らの協力を得てダイエット訓練に励んでいる。その訓練中、スロモ走り・体重無減量の謎現象が発覚した。来年の春頃に弟か妹が誕生する予定。


柚子島ゆずしま 拓也たくや……マッシュルームヘアで眼鏡を掛けている、花蓮のクラスメート。本屋の息子で読書が好き。花蓮には心の中でたっくんと呼ばれている。一度花蓮とケンカをしたことで花蓮に対する遠慮が吹っ切れ、言いたいことが言えるようになった。


太刀川たちかわ あらた……花蓮のクラスメート。サッカーが好きな、明るく爽やか格好良い系の男子。クラスの人気者。花蓮に心の中で裏エースくん・スケコマシ・ラブレター長者・出来過ぎくん→出来過ぎ大魔王と色々呼ばれている。運動神経がアレな花蓮のお守役で、スパルタ方針。自身の家や家族の話題を避けているものの、花蓮を家に誘ったり父親と催会に出席するなど、謎な部分が散見される。


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白鴎はくおう 詩月しづき……別の人物視点で初登場を果たした、花蓮の宿敵。月編メインヒーロー。最終的に花蓮と婚約破棄して一家路頭の末路を辿らせる。現状では婚約していない。ゲーム上では花蓮を断罪するが、現状でも自身の遠縁である有栖川を切り捨てるなど似た行動をしている。花蓮が知らないものもあるが、彼女が参加した催会に彼も全て参加していた模様。


秋苑寺しゅうえんじ 晃星こうせい……同じく別の人物視点で初登場を果たした。月編の攻略対象者で詩月の従兄弟。軟派チャラ男属性で、本当は女の子が嫌い。ゲーム上では花蓮に執着を見せるが、現状は出会っていてもそんなことはなく、麗花によく絡んでいる。本人は自身の麗花に対する発言に悪気はないので、彼女が傷ついているとは思っていない。麗花には邪険にされているが、とある人物らの協力により「友達じゃない」→「友達(仮)」に昇格した。


緋凰ひおう 陽翔はると……本当にどうなっているのか別の人物視点で初登場を果たした。太陽編メインヒーロー。麗花と家同士の関係で婚約を結ぶ予定だが、現状はしていない。花蓮曰く自意識過剰の俺様野郎で、態度も悪いしお口も悪い。花蓮が彼の取り巻く状況をイジって麗花に爆笑されているが、本人は麗花を気にしている模様。花蓮とは夕紀の家の室内プールで出会うが、彼女が百合宮家の長女であることは知らない。


春日井かすがい 夕紀ゆうき……太陽編の攻略対象者。白馬の王子様属性。陽翔とは幼馴染で親友の関係。麗花とは学院入学前に出会っており、互いの印象はかなり悪い。女子に対してはフェミニストで律義に対応するが、花蓮と有栖川の1件では厳しい面を見せた。水泳に関して思うところがあったが、花蓮の言動により払拭された。花蓮の予想外の言動に振り回され気味で、王子様の微笑みも彼女に対しては崩れ始めている。


尼海堂にかいどう しのぶ……月編に登場する重要人物のようだが、ゲーム上での詳細は明かされていない。現状は偶然入学前の麗花を見ていたことから始まり、伯母・蘭子の忠告も活かされず彼女曰く、目を付けられてはならない人物達と関わってしまった。物心ついた時から忍者に憧れ、忍者になるべく日々修行をしている。口ではあまり喋らず、頭の中でよく喋っている。顔にも出るし、本人は話し掛けられないことを自身の修行の賜物影が薄いからじゃないと言い張っている。


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下坂しもさかくん……花蓮のクラスメート。特に更新内容はない。


西川にしかわくん……花蓮のクラスメート。花蓮の父を尊敬し、社会科見学では花蓮父の語るどんな話にも、彼だけは瞳をキラキラと輝かせて聞いていた。


相田あいだ みどり……クラスメート。花蓮に心の中では委員長→姉御と印象づけられているものの、そう呼ばれてはいない。面白いことがあれば素直に笑う正義感の強い女の子で、聖天学院生にも堂々と立ち向かった。香織とは幼馴染の関係で、時折彼女をからかっている。古代文字。


木下きのした 香織かおり……クラスメート。緊張しいでピークに達すると泣くし、嬉しくても泣く。幼馴染の翠とよく行動を共にしており、大事な場面ではちゃんと的確な発言をする芯の強い女の子。


五十嵐いがらし わたる……花蓮たちのクラスの担任。子供の心を掴むことがバッチリな、まだ若い先生。遠足では聖天学院の教師である月見里と気軽に言葉を交わしていた姿から、何らかの交流がある模様。


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新田にった もえ……学院入学前に春日井家のお茶会に招待されており、麗花に物申したことがあるがやり込められた。城山と友達関係。


城山じょうやま……赤いリボンのツインテール。学院入学前は麗花の中で一番よく話し掛けてきてくれた人物だったが、トイレの個室で彼女の本音を知る。以降、麗花の態度が硬化したのを機に、彼女には嫌な笑みを浮かべもするように。花蓮とは遠足の時に出会っており、周囲の聖天学院生の心理を言葉巧みに誘導したが、花蓮にやり込められた。


中條なかじょう 結衣ゆい……詩月と同じクラスの学級委員でファヴォリ。由緒正しき華道本家現宗主のご令嬢で、1年のプティタンジュの中でも家格は高く友好的な性格。夕紀に絡む有栖川に我慢ならず苦言を呈したが言うことを聞かない彼女に激化していた場を、偶然その日サロンに訪れた麗花によって状況を気づかされた。責められると思ったものの、自身の行動自体は麗花に認められて安堵の涙を流している。


水島みずしま 美織みおり……聖天学院生。人見知りで恥ずかしがり屋。会社の25周年パーティにて花蓮と出会った。花蓮が自分のことで精一杯になっていたせいで、美織の本当の心理に気づかず、とんでもない目に遭わされることとなった。


*水島 じゅん……聖天学院生で花蓮の2歳上。サイコパス。コイツもう出てくんなと思われていることだろうが、読者の皆さまには残念なお知らせ。ここに登場したということは……?


*白鴎 佳月かつき……詩月の兄で奏多の友人。健康面に不安がある。花蓮曰く美人さんで、彼が宿敵の兄だとは知らない。弟の人付き合いを心配して奏多に相談し、結果その弟と花蓮とで文通が始まった。


遠山とおやま 金成かねなり……奏多のクラスメート。ファヴォリである奏多にも物怖じしない、明るいお調子者。花蓮とも一度面識がある。今後も作中に出てくる予定だったのに作者に忘れられて、パート①で紹介がなかった憐れな人物。


*リーフさん……花蓮の文通相手。最近では日常にあったこと以外にも、相談をしたりされたりしている。花蓮は知る由もないが、その正体は自身の宿敵である詩月。


*黒装束の子……ハロウィンパーティでパンダ姿でない時に出会った男の子。2回出会ったが、どちらとも素性の知れない格好をしていた。水島家のパーティにて約束通り再会を果たしたが、自己紹介までは至れずお互いにどこの家の子かは知らない。花蓮と同じ歳で聖天学院に通っている。一度は返却されたハンカチだが、花蓮の手に再び渡った。


月見里やまなし先生……聖天学院1学年のファヴォリ担当教師であり、晃星・忍のクラス担任を兼任。学院と各家との事情を考慮した上で、生徒自身に任せる面もある。花蓮の担任の渉とは、何やら交流がある模様。


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坂巻さかまきさん……百合宮家の優秀な運転手さん。黒装束の子の運転手・御木みきと面識があり、彼がどこの家の子か把握している。花蓮が借りパクしたハンカチは、一度この人から返却された。


菅山すがやまさん……お父様の会社秘書。社会科見学の際に同行し、お父様の失敗尻拭い兼咲子への報告を行う。自身の上司であるお父様から度々報告に待ったを掛けられたが、すべて取り合わなかったノーイエスマン。


西松にしまつさん……薔之院家のおじいちゃん執事長さん。麗花に色々助言をしたりしており、麗花を本当の孫のように大切に思っている。


田所たどころさん……麗花の専属運転手さん。大体ラフな格好をしている。瑠璃子の謎現象を目撃した内の1人。


*春日井 みやび……夕紀の母。咲子と仲良しで、学生の頃は水泳の選手だったこともある。そのご縁から、花蓮のスイミングスクールの先生として抜擢された。



 取り敢えず、パート②はここまでです。

 遠山くんのような憐れな人物は恐らくいない筈です。またパート③でお会いしましょう。それにしても、33人ですか……。

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