第10話吉高の大桜
⑩H19.4.5{木} 吉高の大桜
昨日の夜、風呂上りに見た天気予報で明日は晴れと言っていたので吉高の大桜を思い
出してパソコンで開花状況を見ると6,7分咲とある。
今年の桜は早く咲き始めた割には寒い日が続いたりして思うように桜のスケッチに出
かけられない。
昨日などはここは雨だったが東京ではみぞれが降ったとニュースでは言っていた。
池袋までは順調だが予定の電車に一本遅れてしまった。
窓口で聞いてみると一本遅れでも着くのは同じだという。
白井駅付近は桜がきれいだった。
終点の印旛日本医大駅には12時38分に着く。
バスの発車は13時20分なので何か食べようと思ったが
駅前は見事なほどに何もない。
見渡すとスーパーが見えたのでパンを買い昼にする。
バスは時間どうりに来たが乗るのは私だけである。
桜の木の近くの駐車場へ行く車で道は渋滞している。
まるで初詣のようだと運転手の言葉。
車から降りて大桜へ行く人の行列が見える。
歩いて15分程、右回りでも左回りでも桜を回る道があった。
とりあえず全景を一枚写真にとる。
右方向から行くと手前に菜の花の黄色を従えた大桜がデンと座っている。
また一枚。パチリ。
ここからじゃ枝ぶりが見えない。
大桜を左回りに歩いてみると立派な幹が見えて来た。
土まんじゅうの上に幹があるのですごく描きやすい。
新聞紙を敷いて陣取りスケッチブックに一枚描く。
時間がないのですぐに別の角度から描こうと場所を探す。
丁度、反対側へ行くと先客が一人スケッチしている。
同じ場所に陣取っては悪いような気がして躊躇していると
先客の男の人が「ここ、いいですよ」と声を掛けてくれたのでその隣で描くことた。
20号近い大きな紙に描きたいと思い、新聞紙を敷いて足を投げ出して描くと
若干足の方が上になるので腰が痛くなる。
仕方ない、新聞紙の上に正座して描くことにした。
やはり大きい紙はいい。描いていて気持ちが良い。
幹の感じ,枝の感じがとても良い。
隣の男の人はフィルムが切れたからと探しに行くが見つからないと戻って来た。
バスの時間が気になるが後30分程あるのでもう一枚描くことにした。
最初に目にした正面の真後ろに当たるところ、ちょうど逆光で見にくいのだがそれが
かえって立ち止まる人を少なくして描きやすい。
気持ち良く絵を描くことができた。
後は時間の許す限り遠巻きに写真を撮りながら見て歩く。
この桜は地面に菜の花の黄色と大根の花の紫色を従えているので写真を撮るにも
絵を描くにも良い。
でも、この山桜の感じを色付けられるだろうか、楽しみだ。
来年もぜひ来たい。
道が渋滞しているのでバスは遅れると思ったがぴったりに来た。
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