SCP-016-JP-orig 「最愛の少女」
アイテム番号:SCP-016-JP-orig
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:SCP-016-JP-orig(以下SCP-016)は日本支部エリア21の快適居住型上級収容室に収容され、SCP-016と関わる職員は過去に”大切な生物”の死亡、または生死不明の行方不明状態がない事が確認され、またSCP-016の存在を認識した職員は定期的にカウンセリングを受ける義務が生じます。
現在SCP-016の身元は捜索中です。
説明:SCP-016は、■■■県で発見された身元不明の10歳前後の日本人女性です。
SCP-016は存在を認識した対象の失った”大切な生物”の記憶のない生まれ変わり、または記憶喪失をした姿だと知覚させます。更にSCP-016を何の記憶もない病弱な存在だと認識します。
また、SCP-016は発見される前の記憶を持っておらず、生物が苦手な傾向がありますが基本的に友好的です。自身の異常性について認識してからは否定していますが、それによる効果は見受けられません。
補遺016-1:SCP-016は201■年、森林の散歩コースを歩いていた■■博士が倒れたSCP-016を発見、保護しました。
■■博士は過去に娘を交通事故で亡くしており、SCP-016を娘の生まれ変わりだとして保護し財団を辞め、突然財団を辞めた■■博士を不審に思った同僚が自宅訪問したことによりSCP-016が発見され、その後愛犬の生まれ変わりだと錯覚した同僚が■■博士に事情を聴きSCPだと判明、財団により保護され関係者には記憶処理が施されました。
補遺016-2:SCP-016は発見当初から年を重ね成長しており、心臓が弱いことが判明しました。これにより数日に一回適切な運動と1か月に1度の身体検査をさせることが推奨されています。
補遺016-3:SCP-016の異常性についての実験がされました。
実験結果で、SCP-016に抱く感情は大切な生物を失っている実験の対象(以下SCP-016-A)が失った生物へ持っている感情に左右されることが判明しました。
SCP-016-Aによっては、SCP-016へ殺害や収容違反、監禁を試みることが判明しました。また、SCP-016は否定はしても物理的にSCP-016-Aを傷つけることはなく、基本的に無抵抗に近い状態で状況や言動を受け入れます。
メモ:現在異常性のない動物や人間への異常性は確認され、SCPへも同様に異常性を発揮するのか確認する実験を申請しています。
危険性があり反対もありますが、この実験が成功すれば複数のSCPに対する有効な手段としてThaumielへのクラス変更も考えられています。
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