3、ギリシャ・キリスト教領土の時代

 紀元前900年頃、ギリシャはトロイへ戦争を仕掛けた。その戦争の記録から生まれた物語群をギリシャ神話という。

 紀元前500年頃、プラトンがたくさんの対話編を書き、哲学が盛んになった。この頃から始まるギリシャ哲学は、後世の知識人の教養とされた。

 この頃に最も偉大な職業だといわれたのは彫刻家で、運動選手や政治家も讃えられた。政治家は策をもって統治するものだと考えられ、権力争いは常に激しく、栄枯盛衰をくり返した。哲学者はそこまで重要視される職業ではなかった。

 ギリシャ人の国からローマが生まれ、ローマは領土を拡大して、広大な帝国を築いた。

 一世紀、ローマ帝国の首都にはユピテル大神といわれる謎の人物が存在した。ユピテル大神はローマ皇帝より偉く、ローマの都の十六万人の住民に肉料理を差し出せるほどの大きな権力があった。ユピテル大神は、おそらく、ローマの神々である。メソポタミア文明に居た「神々」、つまり、「秘密を隠した王族貴族」と同じ種類の人物だと思われる。

 一世紀、キリスト教が始まった。


参考文献

「オデュッセイア」

「神統記」

「国家」

「アルキビアデス クレイトポン」

「聖書」新改訳。

「変身物語」

「ローマ皇帝伝」

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