第8話 ③

 感情が麻痺しているに違いない。麻痺しているからこそ、愛娘をここまで連れてくることができたのだ。

 自分の父である啓太が息を引き取ったときはそれなりに衝撃を受けたが、早々に諦めがついた。兄の和彦が山神に食われたときは、さすがに気が動転した。その後、親族や知人や他人の死に様、そして多くの亡骸――そういった「人の死に関するものごと」と立て続けに直面してきたためか、いつの間にか、人の死に対する冷静さが恒常的な感覚になっていたらしい。そしてついには、愛する妻の凄惨な最期を目にしても、躊躇せずにすべきことを実行したのだ。とはいえ、立ち止まって一息ついた今なら、自分の中の悲しみと怒りと虚無を感じることができる。

 時子に抱き締められた梨花は、やがて号泣した。それが正常な反応なのだ。雅之とて思いっきり泣きたい。だが、まだ事態は収束していないのだ。

「雅之くん」

 声をかけられて振り向けば、そこに紀夫がいた。その後ろには沙織が呆然とした表情で立っている。

「紀夫くんと時子が無事で、よかったよ」

 その気持ちは事実なのだ。偽りではない。

「何を言っているんだ」紀夫は首を横に振った。「いいはずがないじゃないか。信代さんが……」

 声を詰まらせる紀夫の気持ちはわかるが、雅之ははっきりと伝える。

「まだ終わっていないんだ。気持ちを緩めるわけにはいかない。紀夫くんは時子を守らなくちゃいけないし、おれは梨花を守らなくちゃいけない」

「そうだけど」

 紀夫にとっても信代の死は衝撃だったに違いない。しかも、彼の目の前で俊康までもが犠牲になったのだ。平常心など保てなくて当然である。

 見れば、良子と花江が抱き合い、互いに泣いていた。

「喜久夫おじさんは?」

 尋ねて雅之は、悄然とたたずむ一同を見回した。

「そこに」と紀夫が顔を向けた先で、喜久夫がへたり込んでいた。その横にしゃがむ裕次が、喜久夫の右肩に片手をかけている。

「近所の家々に避難していた人たちは、大丈夫かな?」

 喜久夫を見つめたまま、雅之は独りごちた。

「なあ雅之くん」紀夫は言った。「冷静になろうとするのはいいが、抑えすぎるのはよくないよ」

 紀夫に顔を向けて、雅之は眉を寄せる。

「抑えすぎ?」

 紀夫の懸念は理解できた。しかし、自分が感情を過度に抑え込んでいるか否かは、自分自身ではわからない。

「そんなんじゃ、かえって判断を誤る可能性がある。雅之くんの言うとおり、今は自分の家族を優先すべきだ。でも今の君は、ほかのほうにまで意識が及んでいる。家族を守りつつ、あとは、可能な範囲でほかのみんなも守る……それでいいんだよ」

「そう……なのか?」

「ああ、そうさ」

 首肯されて、雅之はなんとなく理解できた気がした。

 刺激臭が漂った。

「また来たぞ!」

 叫んだのは坂上だった。

 来たほうに目を向けると、藪の切れ間から発光物質のうねりが垣間見えた。

「もう少しだけ、先に行こう!」

 雅之はすぐに声を上げた。そして、信代と梨花をこんなことに巻き込んでしまった自分を、大いに呪った。


 繫いだ右手を時子に引かれて、梨花は走った。息は落ち着いているが、理性は失ったままだ。梨花たちの前には綾と賢人の姉弟、その前には先頭の雅之と紀夫がいた。走る速度は彼らに合わせて相変わらずの小走りである――というより、梨花にはこれがちょうどよいペースだった。

 道はまた細くなったが、視野は開けていた。周囲は稲刈りの済んだ田んぼばかりだが、百メートルほど先の右寄りには、なんらかの施設のような平屋の建物が見えた。おそらくそれが、公民館なのだろう。しかし、目指すのは公民館だが、近づきすぎてもいけないのだという。ならばこの逃避もそろそろ限界ではないだろうか。

「同じ目に遭わせてやったんです。自分の子供を目の前で殺される悲しみと怒りと絶望を、教えてあげたんです。そんな自分には、もう、生きる権利などない」

 梨花のすぐ後ろで声がした。昌子に手を引かれる沙織である。

「あなたの気持ちは理解できる。でも今は、自分が生き延びなくちゃ」

 昌子が告げた。

「わたしがしたことは、人殺しなんですよ。中学生の少年を銃で撃ち殺して、その父親を負傷させたんです」

「それでもね、今は生きなくちゃいけないの。あなたがしたことの償いは、生き延びなくちゃできないもの」

 その言葉に対する反応はなかった。振り向くと、生気のない表情の沙織が、昌子に左腕を引かれて走っていた。反駁する気力さえ残っていないらしい。

 考えるまでもなく、沙織は殺人を犯した。加えて、雅之や和彦、岸本にも、それぞれに罪がある。しかし、裁判ではこの異常現象をどう取り扱うのだろうか。山神という存在は認められるのだろうか。そういった疑念が梨花の脳裏をかすめるが、いずれにせよ、生き残らなければその答えを知ることはできない。

「なあ雅之くん。もしかして、おれたちが山神をあの場所に誘導している、なんてことになっていないか?」

 走りながら紀夫が問うた。

「ありえなくもないが、おれたちがどこに向かっているのか、そこで何がなされているのか、山神はもう気づいているんじゃないかな」

「そのようです」

 雅之の言葉に弱々しい声でそう返したのは、賢人に支えられて走る綾だった。

「それは、山神の意思なのか?」

 わずかに後ろに顔を向けた雅之が、走りながら尋ねた。

「はい」綾は答えた。「山神様はその場所をもう知っています。それに、そこでおこなわれている儀式の具体的な内容や、結界の類いがないことも」

 綾が知らない部分まで山神は把握しているらしい。

「まずいじゃないか」

 焦燥の声を呈したのは紀夫だった。

 その場所に飛田と勝義がいることは、梨花も知っている。山神を退散させるための儀式を執りおこなっているらしいが、詳細まではわからない。

「大丈夫です」綾は力なく言った。「そこに結界はなくても、山神様の動きは遅くなっています」

「どうして?」

 雅之が尋ねた。

「儀式の効力が出始めているんだと思います。だから、わたしの意思からも、遠ざかり始めているんです。少なくともわたしの口は、乗っ取られてはいません」

「山神の思念が、おれたちの動きに追いつけなくなった、っていうこと?」

 次に尋ねたのは賢人だった。

「そういうことね」

 綾が答えると、梨花の右手を握る時子の手に力が入った。

「なら、ぎりぎりまで儀式の場に近づいたほうがいいわ。少しでも時間を稼げる」

 時子の言葉に、雅之は「そうだな」と頷いた。

 西へと延びる小道の北に面して、公民館の駐車場があった。公民館の建物はその駐車場の北に位置している。駐車場は建物に近い部分だけがアスファルトであり、それ以外の大部分は土が剝き出しだった。

 駐車場の東の端に差しかかる手前で、雅之と紀夫は足を止めた。綾と賢人、梨花と時子、とそこへとたどり着いた者が順次、足を止める。

 手を離した時子に、梨花は「ありがとう」と述べた。

「いいのよ、これくらい。頑張ったね」

 時子は優しくねぎらってくれた。

 最後尾の城島夫婦がたどり着いたところで、雅之が一同を見回した。

「もうこれ以上は行けない。すぐそこで飛田さんと葛城さんが儀式をしている。二人を信じて、静かに待とう」

 そう諭した雅之に向かって、一同が頷いた。

 梨花も頷く。

 ここまで仲間たちを導いたのは雅之である。それを今になって思い知り、梨花は自分を恥じた。信代を失った悲しみは消えそうにないが、それは雅之も同じはずなのだ。それでも雅之は気丈に振る舞った。おかげで梨花は今、ここにいる。

 見れば、土が剝き出しの駐車場にて、高さが三十センチほどの十二本の石柱が、直径およそ二十メートルの円周上に均等に配置されていた。いわゆる環状列石だ。その中央で南向きに立つはく姿の男が、飛田だ。そして、環状列石の南側の外縁で北向きに立つ白衣姿の男が、勝義である。飛田はうつむいて黙しており、勝義は天空を仰いで両腕を大きく広げていた。耳を澄ませば、勝義の淀みない詠唱が聞こえた。二人はこちらに気づいているのかいないのか、儀式に集中していた。

「たてまつるうづのみてぐらを……すめがみたちのみこころもあきらかに……」

 梨花には勝義の口から流れる言葉を理解することができなかった。

「たたるかみをうつしやることば、だわ」

 神妙な趣で綾が言った。

「……たたえごとをへまつらくともうす」

 そこまで唱えた勝義は、両腕を下ろし、うつむいてから顔を上げた。そして、聞き取れないほどの小さな声で詠唱を再開する。

 不意に、東の藪から三人の男が躍り出た。

「やっぱり化け物を操っていたんだな!」

 叫びつつ駐車場に走り込もうとした男に、紀夫が後ろから飛びつき、うつ伏せに倒した。

 最後尾の男は、一同の目の前で両手を上げて固まっていた。仁志にショットガンの銃口を向けられているのだ。

 もう一人が隙を突き、儀式の場を目指して走った。しかしその正面には、雅之が立ち塞がっていた。

「いけない!」

 時子が声を上げた。何かを見たらしい。

 梨花は時子の視線をたどった。雅之に迫る男の右手に、ナイフがあった。

 避けようともせず、雅之は男を抱き留めた。そして雅之は、男を引き込む形で背中からその場に倒れた。

 時子が走った。

 声さえ出せず、梨花は硬直した。

 男が立ち上がりかけたとき、時子はその背後で足を止め、敢然と身構えた。そして、右足の靴先で、男の股間を思いきり蹴り上げる。

「あぐっ!」

 男はもんどり打って倒れ、困苦の表情でもがいた。

 仰向けに倒れている雅之に、石をほうり出した時子に続いて、梨花は駆け寄った。

 暴漢の三人は取り押さえられていた。雅之を刺した男は裕次と坂上によって、叫びつつ駐車場に走り込もうとした男は紀夫と木村によって、銃口におびえて固まっていた男は仁志と城島によって――それぞれうつぶせにされて押さえつけられている。三人はいずれも三十代から四十代とおぼしき風貌であり、それぞれが「ここまで来たのに」とか「邪教集団め」などと吐き散らした。

「お父さん――」

 梨花は思わず両手で自分の口を押さえてしまった。

 仰向けの雅之は、胸から鮮血をあふれさせていた。傍らには血染めのナイフが落ちている。

雅之の横にしゃがんだ時子がカーディガンを脱ぎ、それを雅之の胸に押し当てた。

「雅之兄さん、しっかりして」

 狼狽を隠さず、時子は雅之に声をかけた。

「お父さん!」

 梨花もしゃがんだ。

「もう少しだ……」雅之が声を絞り出した。「もう少しすれば……すべてが済む……すべてが済むんだ」

「お父さん、もうしゃべらないで」

 この状態でどんな応急手当をすればよいのか、梨花にはわからなかった。今は時子に委ねるしかない。

「雅之くん!」

 紀夫が時子の横にしゃがんだ。見れば、紀夫に代わって木村とともに男を押さえつけているのは賢人だった。

「おじさん……なんてこと」

 悲哀に満ちた声を漏らして、綾が梨花の横にしゃがんだ。

「もう……だめかもな」雅之は言った。「空が回って見える」

「そんな弱気なことを言うなよ」

 泣きそうな声で紀夫は訴えた。

「あなた、本当に回っているわ」

 カーディガンで雅之の胸を押さえる時子が、空を見上げながら言った。

 梨花も見上げた。

 揺らめく光が、この一角の真上を中心として時計回りに、ゆっくりと回転していた。つまり、光の幕より高い位置から見下ろせば反時計回りであり、北半球における台風と同じ方向に回っているわけである。

「これも……儀式の効果なのか?」

 雅之は綾を見た。

「はい」綾は声を詰まらせた。「山神様はもがいています。儀式の効果です」

 答えを聞いて、雅之は笑みを浮かべた。

 回り続ける空を見上げていると自分の目まで回ってしまいそうだった。梨花は耐えられず、視線を落として雅之を見た。

「なあ、紀夫くん、時子……」雅之が唇を震わせた。「おれはもうだめだ。だから……頼まれてくれないか」

「何を言うんだ。もうすぐ済むんだぞ。そうしたら、救急車で運んであげるからな。おれが付き添う。そして傷が治ったら、うまい酒を飲もう」

 裏返りそうな声で、紀夫は言った。

「そうしたいところだけど……無理そうだ。でもせめて、決着がつくところまでは……見届けたいな」

 息をするのも苦しそうだった。もう見ていられない――だが、目を逸らしてはいけないことは、わかっていた。

「出血の量からすると急所は外れていると思う。雅之兄さん、頑張るのよ」

 時子は励ますが、雅之は静かに首を横に振った。

「急所は外れていても、もう無理だ。それより……梨花のことを……頼むよ。おれが死んだら……梨花のことを……」

 話をさせるのは危険だ。加えて、悲しい話など聞きたくなかった。

「お父さんと和彦兄さんが死んじゃったのに、雅之兄さんまで……そんなの、わたし、耐えられないよ。生きなきゃだめだよ」

 時子は嗚咽をためらわなかった。

「頼むよ……梨花のことを……」

 梨花には一度も見せたことのない哀願だった。無論、そんなことは言ってほしくないに決まっている。

「わかったよ」

 紀夫が頷いた。

 梨花だけでなく、時子と綾も目を丸くする。

「あなた、なんてことを言うの」

 たしなめるように、時子は紀夫を睨んだ。

 しかし、紀夫はそんな視線を無視して、雅之を見つめる。

「大丈夫だ。梨花ちゃんはおれたち夫婦に任せてくれ。梨花ちゃんが来てくれたら、真弓もきっと喜ぶ。安心してくれ」

 そして感極まったのか、紀夫はすすり泣いた。

「ありがとう……。おかげで、あと数分は命を延ばせそうだ」雅之は時子を見た。「頭を少し、起こしてくれないか。儀式を見ておきたい」

「うん」

 頷いた時子は、雅之の頭を自分の膝の上に載せた。

「膝枕か……信代にもしてもらったことがなかった。紀夫くん……悪いな……嫉妬しないでくれよ」

「君の実の妹じゃないか。膝くらい、いくらでも貸すさ」

 涙を片手でぬぐいながら、紀夫は言った。

 梨花も片手で涙を拭いた。そして、両手で雅之の右手を握る。

「お父さん、わたしがついているよ。安心して」

「頼りがいがあるな。いつの間にか……強くなったじゃないか」

 久しぶりの雅之からの褒め言葉だった。梨花にとっては、大切な一言だ。

「イア、シュブ=ニグラス! 大いなる森の黒山羊よ、我は汝を召喚する者なり!」

 不意に勝義の声が上がった。

 雅之の回りにいた者たちだけでなく、周囲の一同が儀式の場に目を向けた。

 勝義が両手を下ろし、一礼をして跪いた。

「汝のしもべの叫びに答えたまえ、力ある言葉を知るものよ」

 そう唱えた勝義は、立ち上がり、左手を掲げると、中指と薬指を曲げて人差し指と小指を立てた。

「ヴーアのいん

 綾がつぶやいた。

「眠りから目覚め」勝義は続ける。「千匹の仔を率いて現れたまえ」

 勝義は掲げた左手で親指と中指を立て、残りの指を曲げた。

「キッシュのいん

 またしても、綾のつぶやきがあった。

「我はいんを結び、言葉を発して、扉を開ける者なり。現れたまえ、我は鍵を回したり、再び地上を歩みたまえ」

 そう唱えた勝義は、再度、跪いた。

「それしか方法はなかったんだね。誰も犠牲にはしないだなんて言ったくせに」

 儀式の場を見つめながら、綾は悲しそうに告げた。その言葉に梨花は慄然とするが、知るのを厭い、何も尋ねなかった。

 勝義は懐から何かを取り出し、目の前の地面に少しずつ落とした。粒状の無数の細かい何かだ。それらを落とした位置からわずかに煙が上がるなり、勝義は立ち上がる。そして彼は、右手の人差し指で宙になんらかのいんを切った。

「ザリアトナトミクス、ヤンナ、エティナムス、ハイラス、ファベレロン、フベントロンティ、ブラゾ、タブラソル、ニサ。ウァルフ=シュブ=ニグラス。ガボツ、メムブルト」

 唱えて勝義は、再び両腕を大きく広げた。

「おじさん、もう見ないほうがいいです」

 やるせなさもあらわに、綾は雅之に告げた。

「なら……梨花は見ないほうがいいだろう。でもおれは……見届けるよ。そしてあっちへ行ったら……この光景を信代に伝えてやるんだ」

 返す言葉がなかった。今の雅之にかける言葉が、どうしても見つからない。

「イア、シュブ=ニグラス!」

 声を上げた勝義が、両腕を広げたまま沈黙した。

 一陣の風が吹いた。その風が、勝義の足元から上がっていた薄い煙をかき消した。

 今まで身動き一つしなかった飛田が、顔を空に向けて両目を開いた。

「イア、イア、イア……イアアアアアア!」

 飛田の声が辺りに響いた。

 そして飛田の声が鎮まると、それと入れ替わるかのごとく、遠くから地鳴りが聞こえてきた。

 光の幕の回転は続いていた。

「山神様が歌っている」

 周囲を見渡しながら、綾が言った。

「歌?」

 紀夫が眉を寄せた。

 目を細めた綾は、紀夫に顔を向ける。

「悲しみと憎しみと喜びがない交ぜになった歌です。山神様が歌っているんです。人間には理解できない感情です」

「山神様があかから離れてくれるの?」

 梨花は問うた。

「山神様はここを離れるつもりはないわ。でも……」

 どうしてか、綾は言い淀んだ。そして彼女は、雅之に視線を落とす。その目に深い慈しみがあった。

「おじさん、もうすぐ済みます。だから、もうちょっとだけ頑張ってください」

 それはすなわち、事態の収束の告知と、雅之の最期の告知だ。梨花には承服できない言葉だが、おそらくは、雅之にとって心の安まる告知だったのだろう。現に雅之は、安穏な面持ちで儀式の場を見ている。

 梨花は両手で雅之の右手を握ったまま、起こりうる何かを待った。

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