《第四回こむら川小説大賞》
『死ねない蛇の暇潰し』
自主企画URL:https://kakuyomu.jp/user_events/16816700426089065660
結果&講評URL:https://note.com/violetsnake206_/n/n54c31725fef5
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816700426242597327
トマトを育てる男(?)のお話です。
これは『第四回こむら川小説大賞』という自主企画に参加させていただいた作品二作のひとつになります。
もうひとつ、先に参加させていただいていたものがあるのですが、そちらは別の企画にも参加して、カクヨム内での章の設定的に分かりやすく並べたかったので、先にこの作品について、書かせてもらいます。
もう一方は少し書き加えたりしたのですが、こちらは雰囲気お褒めいただいていたので、もう特に直さないことにしました。自分でも割と良い雰囲気に出来たように思います。
※ジャンルは『現代ファンタジー』から『詩・童話・その他』に変更しました。
ただ、申し訳ないことに、いろんな人を困惑もさせたようなので、説明を詳しく書きます。
テーマは«強者の
まず彼の正体は、悪魔のリバイアサンです。七つの大罪の嫉妬を司っている他、世界の終末まで生き延びる最強の不死生物ということになっています。
「死ねない」、「蛇」、「嫉妬」、「嘘つき」、「
あえて
上記の言葉の多くを押し込んでいたのは、彼に極力、異能を使わせないためです。後半の目や舌の描写はタイトルだけでは分かりづらいかと思い、感情的になったときに発現するという設定で、ぶち込みました。
テントウムシを指で潰しているのも、必要以上に異能使わないためです。燃やすのではなく、潰して殺しています。あと、『暇潰し』というタイトルなので、何かを物理的に潰してもらうのもいいかなと思って…。
このテントウムシ殺しは他に、«朱も交われば赤となる»ともかけています。
それから、最後の植物。これは
実にも葉にも毒があります。ただこの毒はトマトの葉や茎、未熟な実にも含まれています。
「嘘つき」な彼を表すつもりで描写しました。トマトは人で、バカナスが彼です。
「嘘」という毒を吐き、人に紛れて暮らす喰えない彼ですが、誰も彼もを毒するわけではないということを込めています。
ただこれはもう伝わらないだろうとも思ったのですが、じんわりした余韻の作品にしたかったので、こういう終わり方にしました。
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