さよならを言いに
少女か少年
青年か老人
それは様々な姿でやってくる
化け物みたいな姿でも
憂う顔でこちらを見て
小さく笑う
これが絶対だった
季節、夏は
さよならを言いに来る
ある日、突然に来ては
早々と去って行く
こんにちは は笑顔で
さよなら は小さく笑う
来年の夏は違うらしい
毎年毎年
新しい夏が生まれて
こんにちは と さよなら を
必ず 笑みを浮かべて
さよなら を
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