輝ける場所を目指して

水野雨音

prologue

もう、思い出したくもない、心の奥底にしまった、遠い記憶。






『調子に乗んなよ』






『上手いからって私ら見下してるんでしょ!』






『いいよね。練習しないですぐできちゃうような天才で』






心の奥底にしまったはず。

それでも、時々夢に出てくるその嫌な記憶は、いつも私の睡眠を妨げる。






もう、音楽なんて辞めるから、許して_____。

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