第4話 妹とのデート②
「お兄ちゃん、この服似合う?」
「似合う」
「お兄ちゃん、こっちは?」
「うん、可愛いよ」
「お兄ちゃん、これは?」
「うん。ステキ、ステキ」
「お兄ちゃん!」
こう言ったと同時に好感度が85まで下がった。
(ヤバい怒らせた)
「悪い。正直、女性のオシャレがわからないからアドバイスとか出来ないんだよ」
「別にお兄ちゃんにアドバイスを求めてるわけじゃないから。似合ってるか似合ってないか教えてほしいーの」
「わかった真剣に答えるよ」
「じゃあこれは似合ってる」
「似合ってる。シンプルだけどしっかり着こなしてめちゃくちゃ可愛い」
「ありがとう」
と言って顔を少し赤らめた。
その後も2時間くらい買い物に付き合い、
3時になったので再びフードコートで休むことにした。
好感度は95%まで戻ってた
「お兄ちゃん頼りない。そんなんでレディーとデートできるの?」
「い、いやデートって訳じゃ……」
「ん?」
「いや、なんでもない」
「モテたいならそういうところをなおさないと」
「はい」
「お兄ちゃんに女性のエスコートの仕方を教えてあげる」
「いや、大丈夫だ」
「お金が足りなくて女の子からお金を借りる、クーポンで安くすまそうとする、女性が意見を聞いても適当に答える。」
「うっ、」
「デートの仕方を教えてあげる。」
「はい」
「ちなみにデートはいつ行くの?」
「デートではないけど明日です。」
「ほんとうに?」
「ほんとうです。」
「なんでそれを先に言わないの!明日ならお金を取っておかないといけなかったじゃん!それならシロクロでいいの買ったのに」
「今の俺の全財産は5000円じゃん。やば。いや、でも明日はお礼だからあんまりいらないんじゃない?」
「何があってお礼ってことになったのかは知らないけど、お金は絶対に持っていった方がいいよ!何があるか分からないから。」
「まぁ、そうだな」
(確かに、柴田さんと初めて会ったのもお金を忘れたのが原因出しな)
「どうするの?貸してあげてもいいよ、もちろん利子はつくけど」
「あと妹とデートしてお金をを借りたシスコン金欠お兄ちゃんってことを圭君に伝えるけど」
「おい!まぁ圭のことだからわかっても広めることはないと思うけど」
(あいつは優しいからな)
「え、圭君は人をいじるときはしっかりいじるタイプじゃなかった?」
「うっ!確かに」
「どうする?まぁ圭くんに伝えるのは嘘としてもほんとうにお金ないんじゃない」
「しょうがない母さんに借りる」
「絶対にバカにされるよ」
「それはしょうがないよ」
「まぁ確かにそれが1番いいかもね」
と言うと奏はカップの中に入っいるものを飲みほし
「じゃあ行こう」
と言った。
俺も荷物持ちとして一緒に行く。
さらに1時間くらい衣類のお店を回っていた
「お兄ちゃん、私に似合う服を選んできて」
「りょーかーい」
(奏なら何でも似合うだろうに)
と思いながら女性服の中から適当に服を選ぶ
「久保くん?」
俺は呼ばれて振り返ると柴田さんがいた
「柴田さん」
(なんで柴田さんがここにいるんだ。)
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