第21話

《ゆいなへ》と書かれた封筒。



中を見て笑ってしまった。



あきおらしいラブレターだ。




____


家を出てたらもう夕方だった。


朝はあんなに生きることを辞めたいと思い続けていたのに、今私の足はとっても軽い。




「君の分まで生きるよ」





彼の死でこんな未来なら欲しくなかったと嘆いた。全て忘れたいと誰も知らない土地に行って私も死にたくなって導かれるように10年以上の年月を経て彼に会えた。


宝探しで素敵な物も懐かしい思い出もみつけた。




前を見て歩く。







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