ピーマン・オンデマンド
@ogikura
第1話
空を見上げたマルゲリータは、いつもより少しだけ透明で儚く見えた。
足元の土は昨日の雨でじっとり湿っている。
濡れた多年草の細い葉先からすぅーっと水滴が流れていった。
その出来事をわざわざ気に留めようとしたものはいなかったし、この先覚えていようと思うものもいなかった。あまりにもありふれたことだったのだ。
ピーマン・オンデマンド @ogikura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ピーマン・オンデマンドの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます