リセットボタンで異世界攻略(本編完結)

プロローグ

最近流行りの異世界転生、転移

剣と魔法のファンタジー世界

もしもあなたが転移する時１つだけ望んだスキルが貰えるとしたら？

俺の名前は和泉（いずみ）啓介（けいすけ）この物語の主人公だ

日本の高校2年生の17歳

黒髪黒目で身長は170cm

成績は中の上

運動はまぁ普通に出来るが部活には入っていない

漫画やアニメはそれなりに見る

趣味はゲームで最近はFPSにハマっている

どこにでもいる普通の高校生だが他の人と違う事と言ったら…

俺は普通だと思っているけどゲームを始める時説明書をすべてきっちり読む所かな

何かを始める時完全に把握してからじゃないとやりたくない

幼い頃から何事も慎重にがモットーで生きてきた

ちなみに彼女いない歴＝年齢だ

｢彼女なんていてもいなくても一緒だわ｣とか

｢俺は初めて付き合った人と結婚するんだ｣とか

そんなユニークな思考をしている訳ではなく

普通に彼女は欲しい

ただひたすらにモテない

何故なのか…

顔は自分で言うのもなんだけど中の下くらいだと思うし特別変なこともしてないんだけどなぁ

さーてそろそろ学校行きますか

高校まではちょっと距離があり俺は電車通学をしている

本数が多いとこだと4駅で着くけど、その代わり人が多い

人混みは苦手なので6駅かかる電車に乗る

その分朝は早く起きないといけないけどね

わざわざ早起きしてまで遅い電車に乗るのは人混みだけが理由ではない

2駅過ぎたら彼女が乗ってくるからだ

初島（はつしま）花恋（かれん）

俺と同じ高校に通う同級生

同級生なのだがとても大人な雰囲気を醸し出している

身長は160cmくらいで黒髪ロング

顔も整っていて和風美人と言った感じ

着物とか凄く似合いそう

成績はいつもトップ10に入っているのに、それを鼻にかけたりはしない

人当たりも良く誰とでも仲良くなれるタイプで学校ではいつも友達に囲まれている

校内の彼女にしたいランキングで2位になるも頷ける

そんな彼女だが電車に乗っている間は本を読んでいる

学校では掛けない眼鏡を掛けて本を読む姿はとても様になっていた

そんな学校の皆が知らない初島を見れるのだから早起きくらいなんでもない

そんな楽しい時間はすぐ終わり学校へと着く

教室に入ると既に半分くらいの生徒が登校していた

｢和泉、おはー｣｢うすしお、おはよ｣

今挨拶してきたのは俺の友達

支（ささえ）祐二（ゆうじ）と片山（かたやま）傑（すぐる）

2人とも中学からの付き合いだ

祐二は帰宅部で傑は剣道部

ちなみにうすしおというのは俺のあだ名でうすしおの様に薄い顔だからと付けられた

｢はよー、うすしおやめろや｣

｢みんなおはよ！｣

2人とだべっていると偏差値の高い顔面が近付いてきた

｢朝でも顔が良いのやめろや｣

彼の名前は大倉（おおくら）剛（つよし）

サッカー部のエースにしてキャプテン

勉強はできないがめちゃくちゃイケメンかつ180cmと高身長

性格もよく校内の彼氏にしたいランキングでは堂々の1位

彼女よりも友達のタイプなのか色んな奴に告白されてはいるけど断っているらしい

彼とは高校で知り合ったが部活がない日は祐二や傑と4人でよく遊ぶ

｢みんなー！おっはよー！！｣

クラスの全員へ向け大きな声で挨拶した彼女は山本（やまもと）由紀（ゆき）

身長は145cmと小柄で髪は茶髪に染めていてショートボブ

顔は可愛い系で見た目はまるで小動物

見た目に負けず元気が取り柄

運動神経は抜群で何をやらせてもそつ無くこなす

中でもバスケは部活に所属している事もあり県選抜に選ばれるほどの実力者だ

男女共に好かれる性格をしていて

彼女にしたいランキングでは1位に君臨している

山本が教室に入った瞬間、教室全体が激しく光った