第3話 「魔力不足」と『魔法演算領域のオーバーヒート』
魔法世界作品では、魔法の使用者が行使できる魔法の質・量に制限があるのが一般である。 ※制限ない作品ご存知の方、お教えいただけますとありがたいです。
国家が魔力の行使によって事実上維持されている「本好き」の世界では、「魔力不足」が大きな問題となっている。……そのため、ローゼマイン姫の魔力圧縮により魔力を高める手法が大きな価値を持つ。
他方、近未来的な技術体系で次々と新魔法が生み出されている『魔法科』の世界では、十文字家などで、魔法師の『魔法演算領域のオーバーヒート』が問題となっている。
そもそも、『魔法科』の『魔法演算領域』とは何か? 魔法師自身にとってブラックボックスであり、魔法式を構築する精神領域であるとのこと。
【出典】https://seesaawiki.jp/ncac-k/d/%cb%e2%cb%a1%b1%e9%bb%bb%ce%ce%b0%e8
では、「本好き」の世界に魔法演算領域のような精神領域は存在するだろうか?
対して、『魔法科』の世界に魔力不足は起こりうるのだろうか?
両作を読み比べる限り、これらへの答えはイエスであるように思われる。
このあたりの設定を詰めることは、僕の作品世界の魔法科学でも必要となりそうだ。
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