狩人転生〈銃弾で異世界を救うファンタジーライフ〉

@IronRaven2757

転生、そして宿を探す。

第1話、異世界に転生した…

俺は日本で生まれ、日本に育ち、日本に税を払い続けた一人の社会人だった。


老後になり、俺は忍び猟をしていると、偶然熊に遭ってしまい、まぁとりあえずあいさつしたがあっけなく首チョンパされて死んでしまった。


俺は、52歳にして死んでしまった。


…まだ死んで居られないのにな、妻はまだ生きているし、5億円は貯金を遺してあるから安心とはいえ、俺がいないとすぐに気を病んでしまう…


「畜生、生きて帰りてぇ…」


「生きて帰れますよ?おじいさん。」


「何ッ!直接脳内に語りかけているのか?!」


「いえいえ、あなたのBluetoothイヤホンを通じてです。」


「そうか、テレパシーでないと…」


「何を残念そうに……まぁ、とにかく今は生き残ってください、お手元の銃で頑張って。」


「ん?おい待て!」


…無線が切れ、そこから森の静けさが俺を襲う…風が髪を抜け、土の匂いがして、獣がストレスを感じている匂い…


銃口を向けるとそこには大きな岩を背負ったイグアナのような生き物が3つ…


じきに襲いかかってくるだろう、自衛のためには撃ったほうがいいな…

いや、撃たなければマズい気がする。


パアァン…森の鳥たちは飛び去った。


当たった感じはある、足音とともに残りの二匹は逃げ去ってしまった。


…身体が異様に軽いな…

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