第6話 アラサー幼女(仮)幕間 色々考えました。

みんなで朝食を取り始めて5日たった。

まず、この世界のこと。


この世界には朝がやってくること。

太陽と月はあって、それぞれ一つずつなこと。

時間の区切り方は日本と同じなこと。


ここは一つの星なこと。

大陸は全部で5つあってそのうちの一つが私のいる帝国なこと。

クロノシスは帝国の公爵家であること。

ミドルネーム的なものは父親の名前(既婚の女の人は嫁ぎ先のもの)であること。


あ、帝国の名前はリーデンベルト王国。

帝国は通称なのだそうだ。

ちょっと昔の王様が他国を制圧しまくり、結果今の大きさにまでなったらしい。


とてつもなく強くて、とてつもないカリスマ性で、とてつもない美形だったと、この国で人気のお話だ。盛りすぎでは…?


さて、と。


この世界の食文化は日本とほぼ同じ。

和食、洋食、中華、フレンチ、イタリアン、その他多数の料理が出てくる。


残念ながらジャンキーなものはないみたい。

下町とかならあるかな…?


生態系についてはほとんどわからない。

けれど、私は聞いてしまったのだ。


赤毛メイドさんことアニさんの話を。


「少し前にロドレイス辺境伯領で魔物が発見されたらしいの。怖いわね」


なんですと!魔物ですか!

ファンタジック!けれど辺境伯さんからしたら大変な事態なのでしょう。


だってアニさん顔が少し青かったもの。

前世で読んだ本の中でも魔物はピンからキリ(?)まで種類がいはしたけど基本的にものすごく怖いし強い。


転生したらスライムだった方も無双してる世の中だった。蜘蛛さんだって無双してる世の中だった。


人間サイドから見たら、恐ろしくてしゃぁない。私は前世でさっきみたいなのを読んでいたけれど、目線を変えると怖い。


やはり、人を襲い、殺すから。


あれ、なんの話だったっけ?


「お嬢様、そろそろ先生がお見えになりますよ」

「すぐに用意するわ」


はやく行かなきゃ。

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