理想の転生と違うんだけどぉぉぉ!?

ゆっと

第1話

私はさゆ!恋愛小説大好きなJK!

下校中にネットで新しい話が更新されてないか見るのが日課なんだぁ!



さゆ『お、新しい話更新されてるぅ〜!』


かのん『また新しいやつ見つけたの〜?』



これは大親友のかのん! 私の趣味をよく理解してくれてる!


さゆ『やっぱ推しは可愛いなぁ〜』


かのん『歩きスマホしないって何回も言ってるでしょ〜?ほら閉じて?』


さゆ『じゃあこれ読み終わってからでいいでしょ〜?』


かのん『周りに気をつけてね…』



私は後悔した…なんでかのんの言うことを聞かなかったんだろう…





キキーッ!ドーン!!!


かのん『さゆちゃん!』


さゆ『……』



私は死んだ。トラックが曲がってくるのに気づかなかったんだ。かのんの叫び声‎が聞こえる横断歩道には紅く光る血が飛び散っている


数分後には救急車が来たっぽい。でもその時には冷たくなっていた私と座り込んで泣いているかのん、それを見てざわざわしているギャラリーが居た









???『美優〜!遅刻すんなぁー!』


美優って…私?転生出来ちゃった?



美優(私?)『今起きたよ〜…』


お母さん『あんたはよ準備して行きいや!』


美優『はい…』



美優の心の中

これって転生だよね!?

ついに私も恋愛小説のおっちょこちょいなヒロインに転生しちゃったかぁー…ん?


鏡を見てみた。

そこに映っているのはよく見る黒髪ロングの可愛い子ではなく、ショートの微妙な子だった…


美優『思ってた顔じゃなぁぁい!』


お母さん『あんたホンマにはよしんさいよ!遅れても連れていかんよ!』


なんか家族は方言だし…


数十分後、私はどこにあるかも分からない学校に行くことにした。

自分のSNSを見る限り、私は16歳の高二でバスケ部らしい。それ以外はどうでもいいことしか書いてない。



次回に続く



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