第3話 トルマの宿

 トルマに到着し、護衛の人達と別れ街を歩く。


 村とは比べられないほどの活気があり、至るところで露店が並んでいる。


「街に来たけど目的がないな。父さんが冒険者だったから憧れはあるけど、俺は強くないし、どうしようかな。」


 何をするにしても、住む場所が必要なので、宿屋を探す。


 鳥串焼き屋で鳥串を5本買い、店員にオススメの宿屋を聞くと、トルマの宿がオススメと言われたので、向かってみよう。


「いらっしゃい。何泊ですか。」

 トルマの宿に入り受付から、金髪の女性が聞いてくる。


「まず1泊でお願いします。良かったら、またお願いします。」


「ありがとうございます。一泊1500エルです。食事は1食300エルですのでよろしくお願いします。」


 受付の女性から部屋の鍵を受け取り、部屋に入る。部屋はベッドに半分占領された部屋だが、1人なら問題ないだろう。壁に傷もなく清潔なので大丈夫だ。


「ここから俺の人生が始まるのか。身分証明の為に冒険者ギルドに行こうか。」



 今日は部屋で休み明日からにしよう。




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