第179話 ギリギリの選択!
しまづ反乱の渦中の人、としひさはしまづ本社にいました。
彼はかねてからよしひさ、よしひろと相談して事を勧めていました。
そうです!
この反乱はしまづの茶番でした!
しかし、命懸けの茶番でもありました。
しまづの県全体が反ひでよしに動く中、そのエネルギーを束ねてある程度制御しようとしたのです。
この試みはある程度成功し、としひさの手中に反乱は収まるかに見えました。
しかし、いえひさの台頭により、しまづの火の手はあきらかに制御不能になる可能性が出てきたのです。
としひさはよしひさたちに言います。
「そろそろ潮時かと」
その顔は諦めとやれることをやったという満足感があわさったものでした。
よしひさはこれにたいして沈黙。
よしひろは「としひさすまん」と深く頭を下げていました。
「なあに、これもしまづの県のため、ただくれぐれも反乱を起こした連中には寛大な処置をお願いしたい」
よしひろは「分かってる !分かっている!!」と約束を果たすことを言葉にしました。
こうして、しまづの県の反乱は大きく局面を変える事となりました。
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