第159話 ナニワトライアスロンあわじしま編1
あわじしまに上陸すると沿道には沢山の観光客が応援に来ています。
その中には大きなおでこのかわいい女子中学生と同学年の男の子もいるようです。
大イベントということで、近所から来たのでしょうか?
さて、レースの様子ですが、水泳からあわじしまのランニングになり、またもや順位に変動がありました。
海で強さを見せたおおともですが、早くも1位陥落、代わってまたもやDATEがトップに!
同様に海で順位を上げていたちょうそかべもペースダウン!
いまがわが2位、オダが3位、たけだが4位、と目まぐるしく変わります。
よしひろ 「やはり陸に上がると陸に強い連中の方が調子が良いようだな!」
なりあきら 「今はまだ海から上がったばかり、東の連中の中にも陸に強い者とそうでない者がいます、恐らく順位がこのままということはないでしょう」
ランニングということで東側、あるいは内陸勢が調子を上げてきましたが、その東の中でも得意、不得意が見えてきたようです。
1位のDATEがランニングで中間地点まで来た頃、地形がきつい上り坂になりました。
これで、DATEは少し調子を崩したようです。
そして、1位はオダに、いまがわが2位に、そして急速に追い上げてきたのが、たけだ、うえすぎ、そしてほうじょうです。
よしひろ 「海では随分距離に差があったが関東甲信越勢は凄い追い上げだな、なりあきら」
なりあきら 「山国のたけだの足腰は強く、この上り坂では得意の地形なのでしょう、また、うえすぎも雪国、やはり足腰の強さがあり、たけだとのライバル意識もはたらいているかと、そしてほうじょうもそれに釣られてきたようです」
今の時点では日ノ本の東側が頑張ってレースを盛り上げています。
しまづを含む西日本勢はわずかに苦手な陸地ということで、トップグループとは少し離れた距離で機会をうかがっています。
なりあきら 「レースはまだ半分も来ていません、ペース配分も考えるとこの調子で良いと考えます」
さて、レースも中盤です。
これからの展開にどうぞご期待ください。
※大きなおでこのかわいい女子中学生と同学年の男の子は、「からかい上手の高木さん」のリスペクトです。
高木さんの舞台はあわじしまではなく小豆島 (しょうどしま) ですがせっかくなので観光客になってもらいました。
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