第135話 決定!とよひさの水着?

とよひさの水着騒動でしまづ社中が盛り上がる中、当のとよひさは何をしていたのでしょうか。

彼は、よしひろからの直々の命令と懇願により、トライアスロンの為の訓練にいそしんでしました。


しまづの県にはしまづ湾という天然のプール?があり、しまづの県の本土から佐倉島を目指し、そこから戻るルートはかつての鶴〇高校での訓練をとよひさに思い出させるものでした。


というわけで、彼は周りの喧騒に惑わされることなく、訓練に励んでいました。

ちなみに訓練中の水着は男性用ではあるが、肩から膝までまとうタイプの健全なタイプです。


さて、またもや混乱しているおとよ隊をまとめる人物が必要です。

よしひろはその役をとよひさの父、いえひさに命じました。


いえひさは普段は自由人で豪快な人物ですが、いったん任務を与えられると武士の血がたぎります。

まずは形からということで、自らの決意を示すべく特異な格好をしておとよ隊の前に現れました。


某ガンダムに出てくる、ミスター武士道の格好で現れ「おとよ隊全員整列!!!」と命令を発します。

とよひさがいない間、バラバラでだらけきっていたおとよ隊の面々は一瞬で整列します。


おとよ隊の隊員のすべてがとよひさの父であるいえひさをよく知っています。

その恐ろしさも有名で、一度スイッチが入るとやる気のない社員を次々と辞めさせることからついた二つ名が「首狩りオニ」でした。


いえひさはおもむろに通達します。

「我が子とよひさの水着についてはしまづのメンツがかかっているので、邪念の無い仕方で決まることになる!とにかくしまづは勝つ!!そのためにとよひさもしまづの研究員も全力で頑張ってるので余計な心配はせんでよか!!!」


おとよ隊の一人が質問します。「研究とはどのようなものですか?」

いえひさは答えます。「詳しい内容は秘密だが、なりあきらとしまづ製造所が協力して記録が出る水着を開発中だ!」


別のおとよ隊員が質問します。「それはどのような姿の水着なのでしょうか?」

いえひさは少しの怒りと呆れた表情でこう答えます。「それはお半らには関係なか、万博まで我慢せい!!」


こうして、タイトルと異なり、とよひさの水着はナニワ万博の本番まで秘密ということになりました。


※ガンダムOOという作品でオリエンタルでミステリアスなキャラクターとしてミスター武士道というキャラがでてきます。

戦国武将が顔に仮面をつけた感じの外見です。

ちなみに声優は偶然にも中村悠一さんです。


※しまづ製造所のモデルは島津製作所です。

血縁として薩摩島津とは繋がっていませんが、島津義弘が窮地の時に助けた人物の祖先の会社で、義弘から島津の名のりを許されたことが縁となっています。



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