第100話 独占!しまづの名門鶴〇高校取材!その2

さて、独占取材の後半です!

若い雨宮天さんに似た鶴〇高校生 「校長先生の教えで鶴〇の学生は文武両道を真剣に学び、両翼のように使いこなし、芸も磨くように!とあります!!」


「というわけで次は鶴〇の体育を紹介します!」


若い男性アナは先ほどの数学の授業を見て鶴〇が本物のエリート名門校だと悟ったようです。


男子アナ 「さぞや立派な施設があるんでしょうね!」と期待を込めて話を振ってきました。


しかし、女学生は意外にもそっけない返事をします。

「鶴〇の体育は基本野外ですよ」


というわけで学校を出て、近くのしまづ湾に先生と生徒たちは出かけていきます。

しまづ湾に出ると海のかなたに島があります。

その名は「佐倉島!!!」


数キロでは収まらない佐倉島までの距離を水泳で往復!さらに学校まで走っていくというのが鶴〇高校の体育でした!


角刈りの先生が竹刀をもちつつ「行動開始!!!」と大声で叫びます。

それを見て一斉に生徒たちがしまづ湾に飛び込みます!

さて、ここで女生徒がいたらよかったのですが、何故かむさい漢しかいません。


しかも恐ろしいことに急に作画が劇画調になりました。

ガンバレ!アニメの作画班!!

さて、女学生と男子アナは船に乗って生徒たちの様子を見学しています。


途中、溺れる生徒もいて先生の乗る船に運び込まれます。

その中の一艘に何故か僧侶姿のたかひさ様がいて、気を失った生徒を見た後何か宣言しています。

「死〇確認!」


男性アナが「え、これいいんですか?」という戸惑いの言葉を言いながら生徒たちは何事もなかったかのように泳いでいきます。

そしてその生徒は別の船に乗せられ佐倉島に続々と向かって行きます。


さて、男性アナの動揺を他所に船は佐倉島に上陸します。

すると、さきほど運ばれた生徒たちと白衣を着たしまづの社員たちがいて、生徒たちの治療をしていました。


ここでまた白衣を着たなりあきらが登場!

「鶴〇のOG,OBの中には全国的にも優秀な医者が沢山います、またしまづの副社長よしひろをはじめしまづの医療部門にも専門家が待機して将来の逸材たちを見守っているのです!」と説明がありました。


確かに医者の中に白衣を着たよしひろがいて治療をしたり、指示をだしたりしていました。


ここで突然ですが業務連絡 佐倉島上陸時点で劇画調の画面は終了です!ここからはDrスラ〇プ的な作風でお願いします。

とりあえずお疲れさまでした!


はい、舞台を佐倉島に戻します。

男性アナが質問します。「それでも医学でどうにもならない生徒もいるでしょう、その時はどうするのですか?」


若い命がかかっているので真面目に質問しました。

その質問に女子高生が答えます。「あの佐倉島を御覧ください!」

男性アナが佐倉島を見ると、佐倉島が急にかわいくなり、巨大な2本の腕が出てきました。


そして佐倉島っぽい声で「おねいちゃんにまかせなさ~い!!!」といって次々と生徒を掴み振り回します。

すると、何故か生徒たちが蘇生し元気になって帰りの航路に向かって行きます。


唖然とする男子アナを見ながら女子高生は番組をしめるかのように「こうして鶴〇高校は日ノ本を支える逸材を日夜育てているのです!!!」

その顔は何故かドヤ顔でした。 (でもかわいい)


番組を全部見終わった後、郭隗の馬の骨は無言でテレビを消してベットに入りました。

終り


※リスペクト作品 「魁 男塾」 「Dr スランプ」 「ご注文はうさぎですか」


※2 佐倉島の声優さんは出来れば佐倉綾音にお願いしたいですが、それが無理なら桜やさくらに縁のあるかわいくて元気な声の声優さんでお願いします。


※3 佐倉島のモデルはもちろん鹿児島県の桜島、しまづ湾のモデルは鹿児島湾または錦江湾です。


※4 史実でも島津義弘が戦場での負傷者を何とかしたいということで、医術を学び医術書を部下に進呈したという話も。


戦陣医術に詳しく、『上井覚兼日記』によると天正12年(1584年)10月1日から7日までの一週間にかけて、島津忠長と上井覚兼に対して金瘡医術の伝授を行い、秘伝の医書を与えている。




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