第87話 しまづ大ピンチ

得意の先制攻撃で本隊のひでながを倒す計画だったしまづ!

しかし、えげつないサンサン商事副社長ひでながの前に絶体絶命!!

しばし、茫然としていたよしひろですが、すぐに我を取り戻し、全軍に指示を出します。


正直、よしひろ自身あまり悲観的ではなかったので、念のための事でしたが、そうもいっていられません。

「全軍ソ〇モンに向けて後退!!!くり返す、全軍ソ〇モンに後退!!!」


前線にいたいえひさもおとよもかねてよりの打ち合わせで懸命に退却を試みます。

このしまづ対サンサン商事の第一戦はしまづの惨敗でした。


サンサン、もうり、おおともの連合軍はほぼ無傷なのに対して、しまづは約半数のHPを削られてしまいました。

残り12000です。


この状態でしまづはソ〇モンを最終決戦の地として選択することになります。

実はこの少し前によしひさがひでよしに対して降伏に限りなく近い和平の交渉をしましたが断られています。


本来なら、お菓子道というルールのもと、一方的な勝負は避けるのが習わしでしたが、以前も話した通りお菓子道連盟のこのえさきひさ、のぶただ親子はひでよしに脅迫めいた圧力を加えられています。


事ここに至り、よしひさはとしひさと自分のなけなしの戦力をよしひろたちに託します。

その数およそHP8000!


これでよしひろは合計HP20000とソ〇モンという一大拠点を最終防衛線として決戦を挑むことになりました。

そのころひでながはひでよしに戦果を事務的に報告しました。


それをきいたひでよしは満面の笑顔でおとうとひでながの働きを褒めたたえました。

ひでながの方は相変わらずの無機質な顔でしたが、口元が少し緩んでいたことを軍師のかんべいは見逃しませんでした。


こうしてひでよしの九州征服は目の前に迫り、気分をさらに良くしたひでよしはひでながと合流して最後の仕上げをしようと動き出しました。

こうして合流したひでよし率いるサンサン商事とその配下の連合軍の総HPは200000!!!


奇しくも、よしひさが演説したとおりひでよしとしまづのパワーは10対1になっていました。

風前の灯ともいえるしまづ!会社の運命やいかに!!

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