第88話 戦いは数だよ!アニキ!!
さて、よしひさとよしひろ!しまづの社長と副社長がさしの話し合いをしていました。
よしひろからはカード対戦の敗北についての謝罪と今後の方針についての相談が話の主題となりました。
話を聞いたよしひさは「勝敗は時の運、しまづ一の統率力はお前に宿っているのだから私はお前と皆を信じるだけだ!」
こう信頼されていてはよしひろも信頼にこたえる以外に願うことはありません。
とはいえ、和睦についてよしひさから良い話が一つも出なかったのはよしひろもかなりこたえたようで「せめてこのえ様が何とか出来るのであれば・・・」と愚痴が出ます。
愚痴と言えば、よしひさから援軍の話が出た時もよしひろは愚痴を言いました。
「としひさと援軍が来るのはこの苦しい中ありがたいが、もっと何とかならないのか?」
よしひさ「・・・・・・・」
さらによしひろは詰め寄ります。「戦いは数だよ!アニキ!!」
よしひろは注意が散漫になるとよしひさのことをアニキ!という癖があります。
ついそれがこの緊張した場面で出てしまったようです。
「20万対2万ではどうにもならん!なにか希望はないのか?アニキ!」
ここでよしひさがやっと言葉を発します。「実はいえひさを京と大洗に向かわせたときに極秘にあるプロジェクトを進めておいた!しまづのどらえ〇ん、じゃなかった!なりあきらに命じて秘密兵器を設計させ、つい今しがた完成したと報告が来た!」
「そうか!なりあきらなら期待できるな!!早速報告を聞こうではないか!」
ここでリモート会議に人事部長兼技術部長のなりあきらが登場!
「まず時間がありませんでしたので完成したのは1機のみです!HPもかなり多めなのでいまのしまづの社の力では1機の運用が限界かと」
よしひろはがっかりしてこうぼやきます。「戦いは数なんだがなあ~、つまりこれは大将機としての運用、つまりわしが扱うということだな!」
なりあきらは短く「そうです」と答えた。
そして続けます。サンサン商事用決戦兵器として用意しました!でもあくまでひでなが、ひでよし対策用なので過信はしないでください!」
「分かったなりあきら!よくやってくれた!!」よしひろは心からの言葉でなりあきらをねぎらい、それを聞いたなりあきらは安心したようで、長時間の無理もあってか倒れこんでしまいました。
こうして、ひでよしとしまづの決戦の日がきました!!!!
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