第83話 よしひさの作戦!

サンサン商事の動きはすぐにしまづに届きました。

というか、ひでよしの方針でこれ見よがしに決戦を仕掛け、万人の見る前でしまづを叩き潰すのが目的なので当然相手の陣容も分かるわけです。


真剣な会議がしまづ社内で続けられていました。

運の悪いことに相談役ただよしが過労で倒れ、それを同じく相談役でありただよしの息子のたかひさが看病していて会議に出ることが出来ません。


また、しまづの切り札なりあきらはよしひさからの密命により新カードの開発を命じられていて同じく会議に出席できませんでした。

なお、密命の内容を極秘に入手したところ「サンサン商事の防御力の高い多数のカードに対抗できるカスタム用の決戦兵器!」という難しい内容でした。


さて、よしひさはまず3つの隊に分けて迎撃するように指示します。

まず、しまづの県東側からくる四国先方勢にはいえひさととよひさとおとよ隊を主力にHP6000PTを。


そして、県北東から攻め寄せるひでなが、おおとも、もうりにはよしひろの部隊を中心にHP20000PTを。


さらに県北西から来るひでよし本隊およびりゅうぞうじに対しては抑えとしてとしひさを中心にHP5000PTを。


よしひさ自体はHPを5000PTを持って待機としました。

よしひさの構想としてはまず先鋒の四国勢をいえひさたちが撃破したのち、残り部隊とよしひろが合流してひでなが隊と決戦し勝利する、その戦果をもってひでよしと和睦を目指すということで、ひでよしとは直接戦わない方針で行くことにしました。


そしてひでながたちとの勝負が事実上の決戦とみなし、戦の上手なよしひろにすべてをまかせることにしました。

なお、よしひろ自身は最後まで戦えるようにするために、しまづの県の東側にソ〇モンという名の一大拠点を増強し、地の利を得るように準備をしていました。


※本作のゲーム要素は以前も説明した通り実際の会社の規模や能力、開発力を数値化したり文章化することで成り立つています。

今回の拠点ソ〇モンもカードゲームの時に地形効果として威力を発揮する仕組みになっています。



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