第13話 しまづ必殺の外交術
脳筋しまづの社内で社員たちがいつもの酒盛りをしていたころ、脳筋ではないしまづのトップであるよしひさとなりあきらが別室で相談をしていました。
しかしよく見ると彼ら以外にも2人の人物の影が映っていました。
両方とも頭は坊主頭でスッキリ、しまづのトップ、社長であるよしひさは緊張しています。
彼らが何者なのかは後日明らかになりますが、この場ではしまづの脳筋ではない4人が相談していたとだけ覚えておいてください。
結論としては「日の本お菓子道連盟会長さきひさ、専務理事のぶただ」に向けてあるものを送るという話でまとまりました。
ここで上げたさきひさとは日ノ本でもメチャクチャ都会のえら~い人であるこのえさきひさという人物のことです。
そして、専務理事のぶただとはさきひさの息子のことです。
実はこの親子としまづ家はとても親しい間柄でした。
元々、しまづという会社もこのこのえ家の下請けからスタートしたという縁があります。
おまけにさきひさはナウな都会人でありながら、馬術や狩りも大好きだったので、時々島津に遊びに来ては、脳筋のしまづと楽しい交流をしていたのです。
しかし、それだけではあのノブナガとの仲立ちをお願いするにはまだ何かが足りません。
いくらさきひさやのぶただが都会のえら~い人でも魔王ノブナガの機嫌を取るのはとても難しい役割でした。
それでも、ノブナガといえひさたちの会見を成功させるためにはさきひさ親子の仲立ちが必要と考えた脳筋ではないしまづの頭脳はしまづ必殺の贈り物を用意しました。
いえひさたちがノブナガと会う前にいろんな城めぐりをして楽しんでいたころ、このえ家にある荷物が届きます。
なにやら賑やかな鳴き声が聞こえます。
その中にはなんと、沢山のかわいいネコたちがいました!!!
さて、このえ家の反応やいかに!
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