第8話 医療事務の資格
「コロナでヤバいのかな?」
「東京?」
「うん。でももう辞めるよ。辞めるっていうか、辞める方向にもう・・・」
「だってもう・・・いつだっけ?11日土曜日から行くんだろ?お勉強」
「お勉強行きますよ」
「ねー」
「11日からスタートで、それからずっと毎週」
「何時からやんの?」
「んと4時」
「みっちりだね」
「みっちりだね」
「目指せOL。オフィスレディ」
「はい。あ、OLね」
「オールドレディな」
「あ、そっちね。オールドレディの方ね、目指さなくても自動的になります」
「でもよかったね」
「よかった」
「そのうち、オールドマンになっちゃうかもしれないけどな」
「オールドマンにはならないでしょうw」
「レディから変身っつって」
「髭生えてね」
「『しのね~、パンツ小さくて入んないんだ!』」
※おねぇ声
「でかパンじゃないと?やだそんなのwそんな自分ヤダ」
「『最近脇汗が酷くてさ!』」
「ヤダw私は50過ぎてもTバック履く」
「『もう合うヒールがないんだよね。みんな無理!おにいちゃ~ん。ヒールって4Eくらいのないんかな!?もう痛くて』」
「男になってたりして。でもさ、そんなに頑張っても合格率が超低いって、ま、頑張んなくちゃ」
「当たり前だよ。それだけ大変な資格だから取れればすごいんだって」
「ああ、そっか」
「だろ?誰でも彼でも受かるんじゃ・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。