14 井辻朱美先生がラノベのレーベルで書いてらした時代。(☆追記あり)
出る作品すべてを追いかけていたわけでもないのに、印象が強く、影響を受けた作家のひとりに井辻朱美先生がいます。
井辻朱美先生。
海外ファンタジーの翻訳や幻想的な短歌で既に大先生な訳ですが、『ヘルム・ハイネの水晶の塔』『幽霊屋敷のコトン』を講談社ホワイトハートから、『魔法の鍵』(追記:「鍵」テーマのアンソロジー。井辻朱美「鍵の物語ーー『風街物語』異聞ーー」収録)をコバルトから出版されているのでした!
その中で『ヘルム・ハイネの水晶の塔』を読み、イメージに誘われるかたちの物語の作り方に影響を受け、のちに書けなくなる原因ともなったのですが(笑)それよりも今でもファンタジーを書くときにどこかで意識しているなあと思うのが、「小説ハヤカワHi!」連載の「風街物語」です。
のちに加筆されて単行本化された連作短編なのですが、私はまた単行本を通し読みしていなくてですね。雑誌が休刊になってしまい、それから単行本出たの? 加筆されてるの? いつ? とか言っている間に歳月は過ぎ……それでもいまだに雑誌で読んだ数編の強烈なイメージが焼き付いています。
で。これから単行本の完全版のほう読むんです。わくわく。やっと長年の宿題が(笑)
それにしても昔はいろんな方がラノベのレーベルで、書いていらっしゃいますね。小室みつ子さんとか。難波弘之さんとか。林葉直子さんとか。
最近だと高見沢俊彦さんが小説書いてらっしゃいますけど、ラノベじゃないぞ残念だ。←何が残念なのかはわからないけれど。
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