粗書き置き場

ジント

縁(仮)粗書き

まえがき

恋愛物です、僕と彼女の壊れた関係で予告していた書き出しですが、1500文字辺りで筆が止まります、既に7回目の書き直しで少しはましになりましたが、このままではダメだとも分かります。


そこで粗書きの状態で一旦公開します。


とりま読んでください。



高2の秋、放課後のHRが終わった直後、幼馴染の早苗にちょっかいを出してくる三年の先輩、岸谷紘一と佐々木幸喜の前で言い切る。


「俺のセフレに手を出すな!!」


「ふぇぇぇぇぇぇえ!?か!彼女じゃないの~!!そりゃぁ~Hであんな事やこんな事をしてるよ!お昼休みにもトイレの個室の中で口を使って…モゴモゴ…したよ!だからってセフレって酷いよ~!」


今思えば幼馴染の彼女とはセフレ《恋人》になれたのは偶然?神のいたずら?どちらにしろ初恋の幼馴染と付き合える事になったのは奇跡だった。


付きあう切っ掛けになったのはある交通事故、いやあれは殺人未遂だと思っているが、早苗自身は事を荒らげたくないのか『あれは事故だよ。』と言って被害届を出さなかった。


佐伯早苗とは河川敷にあるとあるマンションのお隣で、子供の頃はいつも一緒に遊んでいた、彼女は僕より背が小さく力も弱い、だけどいつも元気で一緒に走り回り、短髪だったこともありよく弟と間違えられていた。


そんなある日、家の近くの土手で仲良くかけっこをしていたら、早苗が石につまずき転んだ。


「大丈夫?」


「あ!足挫いた。」


「仕方がないな~はい、背負ってあげる。」


背中を向けると早苗が背中に乗って来て、ゆっくり立ち上がり帰路につく。


「足をくじくなんて。」


「ははは、早苗は軽いから何時でも背負ってあげるからね。」


早苗は背負われると何度も大きく深呼吸をして安心したかよ様に僕の背中で寝てしまうこともあった。


(また背中で寝ちゃった、早苗の寝顔はいつ見ても可愛いよな。)


僕はこの頃このまま付きあって、結婚も…と考えていた、だけどそう上手い話はない、思春期を迎え距離が離れていった、高校に入るころにはろくに会話をしなくなった。


そんな日々が過ぎ、高2の一学期初日にチャンスが訪れた、席替えで早苗の隣になれたのだ。


僕はこれ幸いだと思い声をかける。


「や、やぁ…」


「…」


(うん、今日は目線が有った。一歩前進だ。)


そんなこんなで5月の始め、早苗の周りに変化が訪れた、先輩である岸谷紘一と佐々木幸喜、この2人が早苗に付きまとう様になった。


ある放課後、早苗は図書委員の当番で図書室へ行くため席を立つと、そこに金髪のいかにもチャラい容姿の男が教室へと入って生きた、その男は岸谷紘一、プレーボーイで悪い噂も耳にした事がある。


「早苗ちゃ~ん、これからどこかでお話しない~?」


「ご、ごめんなさい、これから図書委員の当番だから…」


「え~そんなの他の人に頼んで、俺と話そうよ~」


「駄目だよ、委員だし、責任ははたなきゃ。」


ぐいぐい来る岸谷紘一に対し早苗はイヤそうな顔をしながら『助けて!』と、クラス中に目線を送るが、誰も反応しなかった。


(ここは僕が!)ち思い立ち上がったが、その時!


「紘一君、早苗さんが嫌がっているだろ。」


と、教室の入り口から声が聞こえてきた。その声に出鼻をくじかれてしまった。


「もう来たのかよ幸喜。」


入り口に立っていたのは黒髪のいかにも真面目っぽいイケメン男性の佐々木幸喜先輩だ、この先輩はいつもテストで一番の成績を収めた、そんな彼には自称非公認ファンクラブもある。

ただこのファンクラブが厄介だった、佐々木幸喜先輩に許可なく勝手に近づく女達を脅しているとの噂もある。しかもいつも岸谷紘一とつるんでいる事で有名な先輩だった。


「やぁ早苗さん、今日は図書委員かい?」


佐々木幸喜は早苗の近くに近づき、早苗を挟んで岸谷紘一と対峙しながら早苗に話しかけている。


「え、あ、はい。」


「良かったら図書室まで一緒に行かないか?」


「い、いえ、結構です。」


「遠慮することないよ。」


「おい!幸喜!抜け駆けはダメだと言っただろうが!」


「え…あ、私行かなきゃ…」


早苗を挟んで言い合いをし始めた先輩たち、この空気に耐え切れなり逃げ出した早苗。2人の先輩は追いかけられず、その場で睨み合いをして、去っていった。一人残された僕は…


(…僕、やっと勇気を絞り出して立ったのに……)


暫く立ち続けていた。



次の週のある放課後。


違うクラスの友達と寄り道をした際、早苗を発見した、ただ異様な雰囲気が異常で、3年の女子生徒5人に囲まれながら歩いていた。


僕達は気になり後を付けると、人気がない交差点付近で言い争いが始まった。


ただ、僕らとは距離が少し離れているため何を言い争いをしているかまでは聞き取れない。




あとがき

7度目の書き直しで少しはまとまりだし、本編に近い形で書いていますが納得ができていません。


ん~面白味が欠けている?


何か物足りない?


これも2視点で書く?(物語がほぼ重なるから部分視点になるかな?)


出来れば皆様の感想もお聞かせいただけると幸いです。

<m(__)m>

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