第12話
「アドベンチャラーじゃないのかしら。
なら知らないのも無理はないわ。
アドベンチャラーたちには通達をされるんだけどダンジョン攻略をした者には他にもスキルを授かるの。
あなたの場合は不遇スキルと優良スキルが存在していたのでてっきり優良スキルの方が元々授かっていてアドベンチャラーをしているモノと勝手に考えていましたが一般人がダンジョン攻略をしてしまうとは、そんなに甘い相手ではないのですがね。」
「そればっかりは私に申されても存じ上げることは一切ございませんので何とも言えません。」
「では私がダンジョン攻略によって手に入れた1つ目のスキル鑑定によって見たスキルをお話しいたします。
それとこのギルドについても深くお話ししましょう。」
俺のスキルを鑑定した結果は
乳化(覚醒)
油と水を混ぜるスキル。
また練度が上がれば混ざらないモノを混ぜることができる。
これは元から持っているスキルだ。
そして鑑定した際にもう一つのスキルが浮かび上がった。
生物構造完全理解
全ての生物の構造を完全に理解し活かすも殺すも自由自在の存在へと進化する。
しかし全てを掌握するにはそれ相応の肉体が必要。
「この覚醒というのは何でしょうか?」
「覚醒?」
鑑定結果を教えてもらったのだがその時に覚醒とはっきり聞こえていた。
「私も初めて聞く言葉ですが不遇スキル所持者がダンジョン攻略をすると何か起こるのかもしれませんね。
検証できるかはわかりませんが調べてみる価値はありそうです。
してこの生物構造完全理解は優良スキルの一つで今から171年ほど前に確認された年を最後に今に至るまで確認されていないレアスキルです。
このスキルの所持者はほとんどのダンジョンで生還しダンジョンのモンスターの情報を記録したことから億万長者になりこの世田谷区にとどまらず全国に拠点を広げていったと聞いています。」
「ということは?」
「ええ、お察しの通り死神乙女(ヴァルキリー)・挑戦士(ウルズ)は生物構造完全理解スキル所持者の子孫であるこの私が経営しております。
そして私の生来のスキルが魔女呪契約(ウィッチカースコントラスト)、
本当に心の底から愛した男性としか褥をもとにすることができない代わりに強力な強化を行うスキルです。
またこのスキルは処女にしか発動することが無いのがネックなところです。
そしてギルド員は全てこの呪いをその身に受けています。
私も含めてです。
そしてその呪いが最初に溶けたのは彼女だけですの。」
つまりはこのギルドを作るにあたってその呪いを身に受けたものでしか入団することしていない。
呪いが解けた人物は現在は俺と褥を共にした力丸(りきまる) 涼奈(すずな)さんのみということ。
でもなんで俺をギルドに招いたのかはイマイチピンとと来なかった。
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スライム道
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