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    黒は胃酸に溶けていくへの応援コメント

     三雲が『私』を決して手放さないと示唆するラストシーンが、仄暗い百合を感じてとても好きです。

     最初はただ友達として仲良くしていたのに、感情を食べていくうちにお互いどんどん離れられなくなる。案外自分のことしか考えていないという三雲の言葉が、最後には『エゴ』と称して執着に変わるのが恐ろしくもあり美しかったです。
     これからも『私』は三雲に対して些細な疑問を持つこともなく、友達であり続けるのでしょうね……。

     パフェを食べながら「腹ペコちゃんだ」や「クリームも付けて」など、優しい雰囲気でお互いのことを知っていく様子が好きです。
     そんな中盤までのほのぼのとした雰囲気から一変したラストはホラーと百合、2つの意味でゾクゾクしました。
     キャッチコピーの「優しい人だった」という過去形が秀逸で、読む前と後では受け取り方が変わってとても面白かったです。