406話 従姉妹丼

 朝からミナとミルキーのケンカを仲裁した。

 そして、ミルキーからのお誘いを受けた。

 他に朝の予定があった気もするが、おそらくどうでもいいことだろう。

 目の前の魅力的な少女からのお誘いよりも重要な予定などあるだろうか?

 いや、ない。(反語)


「コウタくん、まさか本当にミルキーさんと……」


「おうよ。コウタ坊が望むなら、アタシはなんでもやるぜ」


「コウタくんはボクのものなのです! いくらミルキーさんでも、横取りは許さないのです!」


「うるせぇなぁ。お前のものは、アタシのものだろ?」


「どこのガキ大将なのです!?」


 2人は再び睨み合う。

 一度は落ち着いたのに、どうしたこうなるのか。


「おい、2人とも落ち着いてくれよ。ケンカはよくないぞ」


 俺は2人を落ち着けようとする。


「「だってコイツが……!」」


「はい、ストップ」


 またケンカが始まりそうになったので、俺は強引に止める。

 ミルキーの顔は俺の胸板に押しつけられ、ミナの口は俺の口で塞がれていた。


「んむぅ……」


「ふぁぁぁ……」


「ぷはぁ……。なぁ、2人ともよく聞いてくれ」


 ミルキーを俺の胸板から解放し、俺の唇からミナを離す。

 2人はとろんとした目つきになっていた。


「俺は2人とも好きだ。愛している。……だが、お前たちはそんな玉虫色な回答じゃ満足できないんだろ?」


「うぅ……」


「ま、まぁな」


「だったら、白黒はっきりさせようじゃないか。俺とより相性が良いのはどちらか、調べてみよう」


 俺はそう提案する。


「調べるって……どうやってなのです?」


「決まっているだろ? ……こうだ!」


 俺は両手でミナのおっぱいを鷲掴みにした。


「ひゃっ!?」


「おおっ!」


 柔らかく弾力のあるおっぱいが俺の手の中で形を変える。


「い、いきなりなんて大胆なのです! で、でも、コウタくんがしたいなら仕方がないのです。ボクは受け入れてあげるのです……」


 ミナは頬を染めながら呟く。


「くそっ! コウタ坊は、ミナを選ぶつもりか? やっぱり若い方が……」


 ミルキーは悔しげに歯噛みする。

 10代のミナは確かに若いが、ミルキーも20代なので若くないわけではない。

 というか、ドワーフ族の2人の外見年齢は人族に比べて相当に幼いしな。


「違う違う。もちろんミルキーも好きだ。だから、2人の愛を同時に確かめたいのさ」


「同時に……?」


「つまり、こういうことだ」


 俺は左手でミナの胸を揉みしだきながら、右手でミルキーの股間をまさぐった。


「ひゃんっ!? ど、どこを触っているんだよ!?」


「いい反応だ。準備万端のようだな」


「ち、違ぇよ!」


 ミルキーは否定する。

 しかし、その顔には笑みが浮かんでいた。


「ミナも準備万端みたいだな」


 彼女の顔を見ると、期待に満ちた表情を浮かべている。


「こ、コウタくんがそうしたいなら、ボクは受け入れるのです……」


「決まりだな」


 俺はミナとミルキーの服を脱がしていく。

 こうして、俺は朝から従姉妹丼を味わっていったのだった。

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