402話 こんなに幸せな気分になったのは初めてだ

 俺はミルキーとの仲を深めようとしている。

 今日は危ない日らしいが、大丈夫だ。

 でもそんなの関係ねぇ!

 というやつである。


 貴族でありAランク冒険者でもある俺なら、多数の女性や子どもを養っていくことも可能だ。

 ミルキー自身、腕が確かな鍛冶師だしな。


「大丈夫だ。怖くない。俺は君を愛してる」


「コウタ坊……。あぁ……。アタシも、コウタ坊のことが好き……。好きすぎておかしくなりそうだ……」


「ミルキー……」


「好きだ。大好き。大好きなんだよぉ……!」


 ミルキーがそう叫ぶ。

 彼女は職人気質だ。

 そして自称年増でもあり、男日照りだったようである。

 ここにきて、異性への愛が爆発気味らしい。


「ああ……。俺もだよ。愛してる」


 こうして、熱い夜は更けていった。

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