343話 シルヴィたちと再会

「ご主人様。ご無事でしたか!」


 シルヴィが現れる。

 どうやら、俺やセリアと少しだけ離れたところに転移していたらしい。


「おう、何とかな」


「良かったです! 急にいなくなったので心配しました!」


「悪いな。色々あって……。それよりも、他のみんなは?」


「はい。皆さんご無事ですよ。すぐに来ます」


「みんな、無事で何よりだよ」


「よく言うよ……。僕の鼻をごまかせると思ったの?」


「ギクッ! ……なんのことだ?」


 みんなを放ったらかしにして、セリアと楽しんだのはマズかったかもしれない。

 俺はとりあえずとぼけることにした。


「へへっ。しらばっくれても無駄だぜ。あたいの耳にはちゃんと聞こえてたからな。つーか、それで起こされたし」


 リンがニヤニヤしながらそう告げてくる。


「マジか……」


「はいなのです。ボクも聞いたのです」


「……ティータも……」


「わたくしも同じくですわ」


 女性陣は全員、俺の行為をバッチリ聞いていたらしい。

 これはヤバいぞ……。


「コウタ親分が女好きなのは知っているけどよ。さすがにそれはねえんじゃねえのか?」


「……えっと。あたしも……その……」


 グレイスとエメラダまでもが責めるような目つきでこちらを見ている。

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