185話 最新ステータス ティータ
テツザンからエルフの里アルフヘイムに移動中だ。
特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理している。
次はティータのステータスを見ておこう。
ティータ
種族:エルフ
ファーストジョブ:森人レベル24
セカンドジョブ:木魔法使いレベル12
サードジョブ:斧士レベル11
控えジョブ:なし
HP:D(01/05)
MP:C(00/10)
闘気:D(03/05)
腕力:C(03/10)
脚力:D(00/05)
器用:D(00/05)
アクティブスキル:
『木魔法使い』ウッドバインド、ウッドランス
『斧士』スラッシュ
パッシブスキル:
『森人』自然回復力向上、全ステータス上昇(微)、気配隠匿力上昇、パーティメンバー命中率上昇
『斧士』腕力強化
ティータのファーストジョブは『森人』だ。
自然と親和性の高い職業である。
MSCにおいても、一般的なエルフはこのジョブに設定している者が多かった。
ステータス見て分かる通り、『貴族』や生産系ジョブと同じように、パッシブスキルが豊富なジョブである。
『パーティメンバー命中率上昇』のパッシブスキルがあるし、しばらくはこれをファーストジョブに設定しておくのがいいだろう。
「ティータは森が好きなのか?」
「……うん。もちろん好きだよ。エルフは自然とともに生きる種族だから……」
ティータがそう答える。
ちなみに彼女のセカンドジョブは『木魔法使い』だ。
ブラックワイバーン戦でも貢献してくれていた。
『風魔法使い』や『氷魔法使い』と同格のジョブであり、特に森の中など自然の豊かな場所では使い勝手が向上する。
ブラックワイバーンと戦った場所は森の中だったので、ティータの木魔法使いには助けられる場面も多かった。
以上のファーストジョブとセカンドジョブは、ティータがもともと設定していたジョブのままとしている。
彼女はエルフの中でも有力者の血族らしく、もともとセカンドジョブまで持っていたのだ。
そして新しく開放されたサードジョブ枠には、『斧士』を設定している。
自然をこよなく愛するエルフであるが、別に武器や戦いを忌避しているわけではない。
むしろ、森に潜む魔物相手に戦うため、ある程度の戦闘力も必要だったりする。
さらには、成長しすぎた巨木を切り倒すのにも斧が必要になることもある。
そのため、彼女くらいの年齢のエルフであれば、戦闘用のジョブとして『斧士』を持っていてもおかしくはない。
「ティータって結構力も強いよな?」
「……そうだね。斧を使って、森林の管理を手伝っていたこともあったから……」
「遠距離なら木魔法で、近接なら斧で戦えるな。ティータは今後も頼りになりそうだ」
「……うん。任せて……」
ティータが斧士をファーストジョブやセカンドジョブに設定していた期間はわずかなようだ。
ジョブレベルが低い。
しかし、取り扱いの技術自体はなかなかのものだ。
いずれは重い一撃を繰り出すフィニッシャーとして、ミナとともに貢献してくれることもあるだろう。
1つだけ気になる点があるとすれば、控えジョブがないことだ。
現時点ではサードジョブまで埋まっているので無駄なく設定できているが、いずれフォースジョブが開放されることがあれば1枠余らせてしまうことになる。
近いうちに何らかのジョブを取得しておいた方がいいだろうな。
さて。
最後に、ローズのステータスを確認しておこう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます