184話 最新ステータス リン

 テツザンからエルフの里アルフヘイムに移動中だ。

 特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理している。

 次はリンのステータスを見ておこう。



リン

種族:金兎族

称号:テツザン杯ベスト4

ファーストジョブ:料理名人レベル3

セカンドジョブ:聖獣闘士レベル5

サードジョブ:雷魔法使いレベル17

控えジョブ:獣闘士レベル30、料理人レベル30

HP:C(02/10)

MP:C(01/10)

闘気:C(02/10)

腕力:D(03/05)

脚力:B(03/30)

器用:C(06/10)


アクティブスキル:

『聖獣闘士』裂空脚、砲撃連拳、獣化

『雷魔法使い』スパーク、パラライズ


パッシブスキル:

『料理名人』パーティメンバー腹減り低下、斬耐性強化、肉類ドロップ率上昇、器用強化、料理の心得

『獣闘士』脚力強化

『雷魔法使い』MP強化

『テツザン杯ベスト4』闘気上昇(微)、腕力上昇(微)、脚力上昇(微)



 リンの上級ジョブは、なんと2種だ。

 もともと『料理人』を鍛えていたことに加え、武の聖地テツザンにて『獣闘士』のジョブレベルをガンガン上げられたことが大きい。

 今では、『料理名人』と『聖獣闘士』という上級ジョブの取得に成功している。


「リン。体の調子はどうだ?」


「うーん。少し衰えちまった気もするが、致命的なほどじゃねえぜ」


 俺の問いにリンがそう答える。

 ファーストジョブとセカンドジョブの両方のレベルが一桁な今、彼女の戦闘能力は低下している。

 一時的な弱体化率では俺、シルヴィ、ユヅキあたりと比べても特に大きいだろう。


 だが、長い目で見ればすぐに元の戦闘能力に追いつくはずだ。

 そしてその後は今まで以上の活躍を見せてくれると思う。

 それに、彼女の料理はとてもおいしい。

 『悠久の風』の日々の活力に繋がっているという点での貢献度も計り知れない。


「そうか。テツザンでの鍛錬を活かせるよう、今後も期待しているぞ」


「へへっ。任せときな!」


 彼女の称号には『テツザン杯ベスト4』が追加されている。

 俺を除けば、『悠久の風』で唯一の称号持ちだ。

 効果は俺の『テツザン杯優勝者』よりも小さいが、もちろんあって困るものではない。


 リンは上級ジョブを2種類持っている上に、称号も持っている。

 俺を除けば、『悠久の風』で彼女の成長具合がやや抜きん出ている格好だな。

 まあ、テツザンは武の名地でリンと相性が良かったし、それはそうなるか。


 さて。

 『悠久の風』のパーティメンバーのステータスの確認は以上で終わり……ではない。

 新メンバーのティータとローズがいる。

 彼女たちのステータスも確認しておこう。

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