第18話 高倉健に謝れ

うちのボスは、他のグループのボスも兼務している。

その、他のグループに勤務している知人曰く、


「あの人、こっちに来ても全然しゃべらなくて寡黙だから、【高倉健】て呼ばれてるよ」


とのこと。


なんだとぅっ!

しゃべらないのは、いつも一緒にいる、もっと上の役職の人が喋り過ぎて、言葉を挟む暇が無いだけじゃいっ!


特に、高倉健さんの大大大ファン、という訳ではないものの、何だか無性に腹が立った私は、ボスの方を見て思わず言っていた。


「高倉健に謝れ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る