第17話 呼び捨て
私の隣の席には、今を時めく有名人と同じ名字の同僚が座っている。
ある時、その同僚の不在時に、反対側の同僚に私は話しかけた。
「ねぇ、昨日●●●●(←有名人且つ同僚の名字)がさぁ」
ところが、話しかけられた同僚は、目を丸くし、唖然とした顔をして私を見た。
ん?
私、何かおかしなこと、言ったか?
少し考えて気が付き、私は慌てて言った。
「違う違う、●●●●さんの事じゃなくて、テレビの●●●●のこと!」
「あー・・・・びっくりした。いきなり呼び捨てなんだもん・・・・」
同僚は、相当にびっくりしたらしい。
ごめんよ。
でも、いくら私でも、同僚を呼び捨てになんてしないよ。
・・・・ムカつくクライアントは、時々呼び捨てにするけどな。
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