　お気づきになれられた方もいらっしゃるかと思いますが、本プレミスの舞台、円環（リング）に囲まれたリングワールドと、その外界である占星術的球体世界（テトラビブロスフィア）には２つの出自があります。

【香月美夜様の傑作『本好きの下剋上』】

　本好きの転生者マインが領主となるまでの下剋上記、の舞台であるユルゲンシュミットは、白い砂に覆われた大地にできた円形の国土を持ちます。

　乙女ゲーム「リングワールド・ラブ」の円環（リング）に囲まれた王国ベルンハルトは……ゲーム作者達がユルゲンシュミットにヒントを得て作られた……いや、ユルゲンシュミットがある大地の数百数千年後の世界に存する王国なのでしょうか？

【ラリイ・ニーヴン様の名作SF　『リングワールド』】

　リングワールドは幅が約100万マイル、直径がほぼ地球の公転軌道（周囲が約6億マイル）の人工のリング状天体です。

　恒星の周りを取り囲むこの変形ダイソン球殻を天上の者が創ったとするならば……その球殻は人智を越えた占星術的球体世界（テトラビブロスフィア）となる。占星術的球体世界（テトラビブロスフィア）は、数多の「リングワールド」を地に宿します。

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