第4話 緋色眼と天上 (「なりきり黒子は黙ってなさい」 「はいですの、お姉様」)

緋色眼この子は、昼ドラ悪女とかじゃないんだからね。

 ちょっとなりきり黒子、代わって。続きはわたしが話すわよ」


【エクササイズ④ 緋色眼と天上】

■ その葛藤と対立はすんなり解決せず、ストーリー全体を通して続く。その理由は?


 救国姫リスタリカに宿りし緋色眼この子想熱おもひねつは、この《かりそめの世界》の乙女ゲーム『リングワールド・ラブ』が「あの子」とどうつながっているのかを知ることでした。

 そして、リスタリカの次子の緋色眼へと転生した主人公ヒロインは、円環リングの魔壁を通り抜け、リングワールドの外へと旅立ちます。

 リスタリカは彼女を信じ続けたヴィルヘルムの愛と共に生き、慈母と呼ばれるようになった頃、リスタリカの次子と緋色眼この子は、リングワールドの外に広がる占星術的球体世界テトラビブロスフィアに、無数の円環リングがあり、数多の人々が住まうことを知ります。

 

(「あの子」の『リングワールド』、そして、あの愛はどこに……?)


 占星術的球体世界テトラビブロスフィアの地にて、強大なる《魔》を満たした破魔の緋色眼この子は、天上を見上げます。


 そして、緋色眼この子と、天上の狂神との真の闘いが始まります。


■ このアイデアに説得力はあるか?


 天上というものがあるならば、説得力はあるというところかしら。


■ このアイデアに独自性はあるか?

 どうでしょうね。


■ 他の類似したストーリーとの違いは?

 閉ざされたゲーム世界から「外」が出ていくことのようね。


■ どうすれば独自性を高められるか?

 けっして諦めない心を持つことね。


■ ストーリーの焦点は?

 緋色眼この子を満たす《魔》が、天上に届くかどうかというところね。

 

■ ジャンルは?

 ゲーム世界と異世界の狭間のジャンルなのかな。

 

■ 読者層は?

 異世界好き。あと、なりきり黒子じゃないけど、ヤンデレ、悪役令嬢、悪女好きかしらね。

 わたしとしては、燃えたぎるヒロインの活躍が見たいところだけれど。


✧……✧……✧……✧


 わたしが、緋色眼この子と手合わせするには……わたしも、天上に届く《魔》のようなものを身に纏わなければならないかもね。


 次回、科学と魔法が交差する中、天上の「プレミス」は実を結ぶのか?!

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