　そこはミレイの探していた闇組織の手がかりとなる場所だった。

　廃棄されていて使われていないようだったが、ミレイは調べたいと思った。

　しかし、そこに新たな人間がやって来る。

　名前はルル。

　細身の青年だった。

　その偶然の出会いにミレイは驚いた。

　なぜなら、その人物はミレイの幼なじみだったからだ。

　ミレイは、なぜルルがここにいるのか聞いた。

　ルルは貴重な薬草を採取するために、この近くの森に来ていたらしい。

　ルルは、薬師だったからだ。

　穏やかな雰囲気をまとうルルは、久しぶりに再会したミレイの様子を気にかけていた。

　ミレイは、普段活動しているホームタウンから、けっこう遠くにきたルルの行動をいぶかしんでいた。

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