-48- 「深夜のマラソンマン」
深夜に眠れなくて起きてると、時々窓の外から道を走る足音が聞こえて来る。
カーテンの隙間から覗くと、暗い色のジャージを着た男の人が、ハアハア言いながら走ってる。
そして、うちの前を通り過ぎて数秒後、ぐしゃっと音がして静かになる。
お父さんに聞いた話だけど、僕がまだ小さかった頃、深夜にジョギングをしていた人が、近くの交差点で亡くなったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます