あとがき
どうもこんにちは、くしやきです。
拙著『彼女が腕の中にいる間だけ息ができる』をお読みいただきありがとうございました。
また恐らく、今作をお読みいただいたということはこれまでのどろどろ百合シリーズもお読みいただいているのでしょう。
ここまでお付き合いしていただきありがとうございました。
これにてどろどろ百合シリーズ完結です。
きっとみなさんは「は?これで終わり??筆者やる気あんの?????」とでも思っていらっしゃることと思います。終わりです。彼女たちのどろどろを描き切る力量がないだろうとは途中で察しながらも頑張った結果のあれです。起承転結とは……?みたいな感じですね。
泣きそう。
もっと筆者に文章ぱぅわがあればと悔やんでも仕方がないので、いつかつよつよ文豪になったらまた書きます。今度は“はっぴーえんど”じゃなくてちゃんとしたハッピーエンドにしたいな。それとも終わりなき終わりみたいな泥沼エンドを悲惨さ十割増しで書くことになるのか……どちらも面白そうです。どちらもしたい。マルチエンド方式採用していくか。
ちなみにこれがなにげに筆者にとって初めての完結作品です。
実質処女作。
だから許してとは言いません。罵倒は感想欄に送ってくれ(厚顔無恥)。
さて今作では、再度しい視点でお送りいたしました。この物語の主人公は彼女ですね。常に中心にいました。一体何が女性たちをあんなにも惹きつけたのか。今度はそういうきっかけとかももっとしっかり描いていきたい。
テーマは白。しいがサクノを白いと表現するのは以前にもありましたね。対照的に汚れを際立たせるコトリと、純真であれど致命的に白ではないノゾミは、だからしいのお眼鏡にはかなわなかったのでしょうか。別にそういう意識があった訳でもないですが。
白というのは綺麗に見えます。穢れひとつなさそうです。けれど絵具にだって白はあります。修正液も真っ白です。リバーシなんて、あとからあとから埋め尽くそうとする侵略者が白です。貪食能力を持つのも白血球。白血球は血液製剤として見ると全然白くないんですが。ともかく白って、思ったより綺麗っていうだけのイメージもないかもです。それだけのお話でした。はい。
なげえ(宣誓)
という訳で小ネタです。いい加減小ネタの定義をすべきかもしれませんが知ったこっちゃない。
「動脈も静脈もなくなった~透析したかった」循環器系ネタ。ここに限らずなんとなく滲むしいの医療とか生物寄りっぽさ。僕の苦手分野ですな。
「永潔」造語ですよ?しれっと差し込んでも誰にもバレずなんとなくへえーと思われそうなラインだと思うんです。えいけつって音なんか綺麗。
「ため息になんて吐き出したくない」しいにとってサクノがどれほど特別なのか、ということを示したかった一文。わざわざこんなこと言うまでもなかったのかもしれない。
肌が癒着するとか、肌をすり合わせて境界線があいまいになるとか、運営サイドに実セ判定委員会がいたらアウトになりそう。とか言ってるとアウトになるのか……?その時はそのときです。や、別に激しいことはしてませんから。
彼女の匂いの一部を纏う。シャワー浴びたよ、の婉曲的表現。ぜったい婉曲的にするのそこじゃねえ。っていうかそこまで匂いを意識してるくせにノゾミ用のシャンプーとか用意してなかった辺りほんとこの人いつバレてもいいやっていうくらいの破壊願望があったんでしょうね。
肺がしぼんで膨らまないのはなんとなく対比的なイメージ。からから揺れる。渇いたアスファルト。なんか面白い並びかなって。
いまどき友達同士のやり取りにインク必要ねえだろ(ド正論)。海で溺れかけたら水嫌いになるじゃないですか。呼吸ができないのってめちゃくちゃ怖いと思うんですよね。仕方ないね。
「嘲笑を吐血する」多分日本人の一人くらいには刺さると思っている。僕に刺さってるのでもう他はないという意味のジョークです。
人間が家の前に居るのを転がってるとか表現するんじゃねえよッ!
吐くためには肺を膨らませなくてはいけない、それが終わりのきっかけなのかしら。彼女には息抜きが大事でした。多分きっと。
指が??私の中を??かき回す??センシティブなのでは????違いますよくすぐられて“腹がよじれる”みたいな意味ですよやだなあ運営先輩変なこと言わないでくださいよ。殺す前にちゃんと警告してくれるよね……?
彼女は恋をしているらしい。風船の残骸は綺麗な思いの象徴でした。肺はいつも自己満足です。それでもサクノを大事に思う気持ちに嘘偽りはないのだと筆者は声を高らかに告げましょう。
ノゾミにだけ見せる淫乱しいはけっこうお気に入りだったりする。なんか終わってる気がして。彼女との会話中にもずっとサクノのこと考えてるあたりが、もうほんとにどうしようもないんだなって感じです。
暴力。現代モノだとこれだけでもものすごいとんでもないことやったみたいな気持ちになります。
キスには別名口吸いというのもあります。はい。
唾液飲ませるやつはただ僕が書きたかっただけのやつ。
汚す、全部くれてやる、とかそういうフレーズから彼女たちがなにかをどうにかしたのでは、とか思うのは勝手ですが、それは胸の内に秘めておきましょう。筆者としてはあんまそういうのでもないと思っていますが、しててもまあびっくりはしないね。
瞬きさえ永遠に等しい。いつかこういうのをしっかりとキメるところでキメられるようになりたいなと筆者は思っている訳なのですよ。
しいって割とノゾミの好感度高かったんですよね。少なくとも人並みに申し訳なさとかを抱くくらいには。全てはノゾミから始まったけれど、あくまでそれはしいの視点からなんです。客観的に見れば、それはしいの選択から始まっている。しいはそれをちゃんと知っているつもり。
コートを脱ぎ去ってネグリジェ見えてんならそれほぼ痴女じゃん。露出狂じゃん。知ったことかよそっちの方がすぐ抱っこしてもらえるんだから彼女はそれでいいんだよ。
カノジョハオドロクホドニイチズダカラ。?まあしいにはそういう解釈がなされたということです。サクノが意識的に行うことを、彼女も無意識にやっているのかもしれない。さてね。
いろいろなIFがあります。例えばサクノと寝る前に終わっていたのなら、しいとノゾミはきっと、とか。妄想すると楽しい。
ノゾミのおねだりとかは、ほんと、まずかったら早いところまずいですよって言ってくれ。
第四話だよ畜生。ネタ切れで安易な文字化けネタに走ったよ。歯を食いしばりながら投稿したよ。彼女の腐った耳でもしいの言葉だけが聴こえる。カクヨムさんと小説家になろうさんの方でタイトルが違うのはカクヨムさんだと「第〇話」、なろうさんだと「〇話」表記でやっていたからです。それくらいですね。ちなみにこの文章は『文字化け解読ツール「もじばけらった」』(https://lab.kiki-verb.com/mojibakeratta/index.php)を使用して変換されています。解読の際には「SJIS」→「UTF-8」に変換するといいはずです。そうすると全部ひらがなな限界文章が出力されます。しかしそれでもかなりの欠損があります。我に返った彼女の記憶のあいまいさみたいなものが表現されている訳ですね(後付け)。完全版をこの後にでも投稿しておきますので、気になる方はよろしければぜひ。
開幕謝罪乱舞。ご気分を悪くしたのなら申し訳ないです。
よわよわメンタルのしい。たまにはね。でも割とすぐ気を取り直すのはさすが。
「あんなにいっぱいきたのって~」無知っ子かな???どんだけされたんでしょう。よっぽどですよね。だれか書いてノクターンにもで上げてくれよ。
喘ぎの合間に挟まったサクノの言葉の内容は覚えてないらしいです。多分彼女は間違ってるんでしょうね。
痛めた喉にカフェインは微妙らしいです。大人しく喉に優しい飲み物を飲みましょう。
今更後悔しい。どちらかというと一話では苦痛にあえぐ彼女を描いたような描いていないような。ようやく前を向きました。
「しー」このために彼女の名前はしいだったのかもしれない。実際のところ書いた後であっとなったんですけれど。下らんとか言わんでちょうだいよ。伝われ。
「反射的にさえ納得できた」最初はこの言葉要らないかなって思ったけど、流石にこれは無理があるやんって思ったので追加しました。
白。白々しい。この関連を僕は作品のなかで使いがちだなって。ちょっとしばらく封印します。脳みそよわよわなので一度手に入れたものを何度も使いたがってしまうのは反省すべき点ですね。
よわよわしいちゃんがサクノに完全敗北するというこの流れ。正直もっとこう、やりようはあったんじゃないかなと。これまで隠していたつもりのそれが無意味であったことの衝撃と、覚悟していたとはいえサクノを失うことになる恐怖、そこにサクノ自身から与えられる救済にすがる。まだあったような気がするんです。うーむ。
色々な笑い声をあげるしい。ひぇっ。
突然ですます調になると白々しさが増すかなって。筆者はそう思いました。
六話冒頭なんですけど、深く考えなくてもいいです。はい。
花に喩え合うふたり。こういう場面を見るたびにへぇーと思って花言葉を調べてみるとどう考えてもこれ裏の意味あるじゃんんんんんん!みたいに思うことがあります。それやりたくなっちゃって。といってもそう大したことはできなかったんですけど。花言葉辞典みたいなのほすぃ。
ピーチローズはピンク色です。なのにそこ黄色なのかよと突っ込むことなかれ。おいおい、これはどろどろ百合だぜ。そんなピンク色のピーチは似合わないだろ。そんな勢いのこじつけ。ちなみにピーチローズはピーチ&ローズではないです。別にそれでもよかったんですけど。なんなら筆者の中ではそっちのイメージだったんですけど。ろくに調べもせず勝手にこの世にあることにしたら実際にあってしかもイメージと違うという致命的ガバ。気にしたら負け。
百から一を取り出して、はてさて彼女はどちらを捧げるのでしょう。っていうか最初からその数買えば?とか。いろいろな解釈の余地がありそうですね。好きに弄んでください。
サクノは百合でした(自明)。どろどろの白に染まった百合。皆さんタイトル回収ですよここ。実は結構前から考えてはいたんですけど、上手く入れられなくてご覧のありさまになりました。ぐや゛じぃ。
白を生み出せない。解釈は御随意に。
「彼女が腕の中にいる間だけ生きていける」これもなんか、なんかなぁ、うわぁーって感じで納得いってない。誰か百合文豪に書いてほしいよぅ。頑張るぜ未来の百合文豪。
しいはサクノとともになにも知らないことを決意しました。なにも見ないことを決めました。何も聞かないことを決めました。だから最後のあれは聴こえていないのです。
。
なげえ(驚愕)。
え、最長なのでは?嘘やろ。まあ最後なので。
という訳で終わりにしましょう。
改めて、拙著『彼女が腕の中にいる間だけ息ができる』をお読みいただきありがとうございました。また、どろどろ百合シリーズ完結までお付き合いいただいたこともありがたく思っております。
皆様のおかげでなんとかかんとか突っ走ることができました。本当に感謝しております。
これからもいろいろな百合を描いていけたらなと思っておりますので、またご縁が合いましたらよろしくお願いいたします。
ついでに宣伝ですが、本日よりちょっとした息抜きに催眠アプリものの百合が開始します。Word文書一枚という縛りで一日一話書いては投稿するつもりです。なので比較的サクサク読めると思います。
タイトルは『催眠アプリを手にしたから愛しの彼女をモノにしてみる』。
よろしくね。
という訳でここまで長々と駄文をお読みいただきありがとうございました。
さようなら。
以上です。
くしやき。
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