第36話
B区では大規模なノウハウによる都市開発プロジェクトで、酔っても事故が起きない道路が整備され、飲酒運転は注意されるだけなのだ。
食後は少し運動しようと、河守が歩きたいと言った。
云話事シーサイドホテルの周辺には公園がある。
云話事ビバリーヒルズ公園。
その名のとうりに丘の上にあるB区を一望できる公園だ。
「ねえ。あそこの星。手が届きそう……」
河守が満点の夜空を彩る星々に手をさし向けていた。
「さすがに僕でも、金で買った時がないな……」
僕は酔い覚ましに夜風を受けていた。
「雷蔵さん……あなたと会えて……よかった」
河守が僕に軽くキスをした。
「さあ、軽く運動して日本を救いましょ!!」
僕たちは子供用の滑り台に競って乗り出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます