今日も誰かの誕生日

おちば

第1話

誕生日、クソどうでもいい。

早く死んでしまいたいあたしにとって、無駄に生き延びてしまった時間。

「おめでとう」なんて、皮肉でしかない。

また生きながらえてしまった。


ましてやそんなに知らない人から祝われることほど苦痛な時間はない。

職場の他人、1度か2度話しただけの後輩、たまたまその場に居合わせてしまった人、

何でもない人に惰性で祝われたくないなんて、贅沢かな。


祝ってあげてる自分は優しいでしょ?と言わんばかりの自己満足型も面倒。

次から別に祝わなくていいですって言いたい。

あなたの自己陶酔が見え透いてるのにもううんざりしているので。



本当に大事な人。

きみの人生に少しでも関わりたい。

今日も誰かの誕生日。

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