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    うーん難しい というか「ここまで育った後の判断」が難しい

    冷たい言い方をすれば何故「スペア」に感情を与え、召使いとして育ててしまったのか……という処に行きつくかな
    無論王女様の話相手になり彼女の笑顔を取り戻した功績もあるますが、それは別の人間でも出来た事ですしね
    人権論理がうちらとこの世界が違うという事でクローンの善悪は問いませんが、うち等より科学が発達した世界ならもう少し頑張って
    「顔も手足も思考能力もない、神話の蛭子のようなただ臓器提供のみの保存袋」
    を作るべきだったかと
    完全なクローンを作れるのなら生まれてから脳を破壊し手足を切断してもいいです

    人道に反する? そもそも予備を召使いが出来るまで「人間として育ててしまった」事の罪のが数倍重いかと 
    育てたのも王様じゃないだろうし、育ての親もいるのでしょう? それから取り上げた事自体がもうね

    まあでもクローンを作った時の王様の気持ちも判ります 共感は出来ませんけどね
    王様に同情する意見も多いですがやはりこれは王様の罪であるかと
    例えば同時研究者が勝手にクローンを連れ出し人間として育ててしまったとかだとややこしくなりますがね^p^
    藍条様の意見に近いと思うますが、完全な人間のクローンという現実にまだ存在しない技術を出す事による現実的な問題とこういう物語はどうしても論理的な葛藤は出て来てしまうのですがね

    作者からの返信

    こんばんは、あるまんさん!

    ご感想ありがとうございます。物語の前提まで考え始めると、議論が尽きませんね。

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    こんにちは、初めまして。たまたま自主企画から飛んできて、題名に惹かれお邪魔しました。
    拝読させていただきました。命の選択は本当に難しい問題ですね。

    なるほど。と、最後は王様の選択に納得しました。
    こういうのは、きっと正解は、自分の中にあるものだろうなと思いました。
    人生それぞれ、人それぞれ。最後、身を切るような選択をしたのは、王様が王様としての人生を、しっかりと築き上げ、歩んできたからこそなのでしょう。

    だから正解は一つではないし、王様の選択は、他者の誰にも非難できない。王様自身だからこそできる、唯一の結論だったのだと個人的には思いました。

    短い内容で、難しい選択を書かれ、すごいです。拝読させていただきありがとうございました。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、ソウさん!

    ご感想いただきありがとうございます。
    答えのないお話ではありますが、皆様それぞれのお立場で何かを考える良いきっかけとなれれば、作者として嬉しく思います。


  • 編集済

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     何を悩む必要があるんです?
     それぞれの健康な臓器をクローン培養して、移植すればすむ話ではないですか。
     このクローン女子、王様が作ったんでしょう?          どこかの魔法使いに作ってもらったとかではなくて。完全なクローン人間を作れる技術があるならそれぐらい、出来ないわけないじゃないですか。
     二者択一ではなく、第三の道がある。
     王様はそのことを知っておくべきでしたね。
     有名な『トロッコ問題』だって、被害を出さないためにトロッコを脱線させる、という答えがあるんですよ。

    ※追記
    拝啓、餅餅餅さま。改めて、お邪魔させていただきます。
     この場で論争めいたことをしでかすのはいかがなものか、とは思ったのですが、反論内容が気になりましたのでやはり、反論の反論をさせていただくべく、追記を記すことにしました。
     
     最初に一応、言っておきますが、私は『藍条』です。『蘭条』ではなくて。
     さて、反論に対する反論ですが、私は『完全なクローン人間を作れる技術があるなら』と書いたのです。現実世界にクローン人間など存在しません。作中世界と現実世界ではクローン技術のレベルが全然、違うでしょう?
     それに、iPS細胞を使った再生医療は、すでに当たり前に行われています。過去の新聞記事を調べたところ、2019年読売新聞に『iPS細胞を使ってミニチュア臓器三種をまとめて作成』との記事がありました。
     『10年以内に移植用臓器の作成を目指す』
     とのこと。
     実際に10年以内に実現できるかどうかは別として、すでに移植用臓器の作成に目処がついているのは確か。
     クローン人間を作れない現実世界ですらそこまできているのです。クローン人間を作れる作中世界でできないはずはないでしょう。
     『クローン技術とiPS細胞は違う』と仰るかも知れませんが、同じ医療体系。どちらかだけが極端に発達している、ということはないはずです。
     
     以上、反論に対する反論、させていただきました。不快にさせてしまったなら謝りますが、やはり、気になったので。
     なお、最初に書きました通り、ここを論争の場にする気はありませんので、二度と同じ内容のコメントを送ることはありません。
     その点はご安心ください。
     それでは、勝手ながら失礼させていただきます。今後、ますますのご活躍の程を。
                      敬具

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、蘭条さん!

    ゼロから同じ遺伝子のクローンを生命として育てることはできても、臓器だけを作り出すことはできないと思っていただけばと思います。現実に、クローン生命は数十年も前に作られましたが、完全な臓器のみを作り出すことは現代でもできません。それができるならば、臓器移植待ちの患者は自分の臓器の複製を作れば良いことになります。なので、求められる技術レベルが全然違うのです。
    ただ、第三の選択肢を探すという試みは大切ですね。そういう発想も含めて、考えるお話と思っていただければ幸いです。


    追伸
    お名前を見間違えてしまい、大変失礼いたしました。
    技術や文化背景を明記していないので、あくまで私の想定した世界設定では、人間のクローンには成功しているが臓器の複製には至っていないというだけです。
    現実世界では倫理や法の規制で、技術以前にクローン人間を作ろうとすること自体が難しいので進展しませんが、この世界では王様が秘密裏に研究していたので、倫理的な縛りもなくクローン人間の作成には成功した、それは十分にありえる設定でしょう。歴史も文化も違う仮想世界なのですから、技術体系を忠実な現実ベースで考えること自体ナンセンスです。
    そもそも臓器のバックアップのために作ったと書いているので、より便利な臓器の複製が可能な世界であればクローンは作らないでしょう。

    熱心にコメントいただいておりますのに、不快になることはございません。私も研究者の端くれですので、討論は日常茶飯事です。藍条さんもますますのご健勝のほどを。

    編集済
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    BJ先生なら2人を繋ぎ合わせて互いの悪い臓器を相手の正常な臓器でカバーさして、特効薬の完成までの時間稼ぎをしているな。

    ていうか、そうゆう話があった。

    作者からの返信

    こんばんは、わたくしさん!

    なるほど、神がかった技量があればそういう手もありますか。特効薬が完成しなければ両方死んでしまいますけど、それはそれで一つの選択、薬に賭けるの選択肢の上位互換と言えますね。

    編集済
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    イベントから来ました。
    作品を読みながら考え、皆さんのコメントも読ませていただいてさらに考えました。

    別の可能性としては、王様は答えが出せない感情を超越して医者としてクスリを完成させる責務を優先させた…即ち愛する2人の娘達(クローンを含む)にクスリを投与して結果的には2人を失ってしまうが、そこからヒントを得て治療薬を完成させ多くの国民の命を救う。そして妻の墓標の前で1人涙を流す。

    というパターンもありかなと思いました。
    いずれにせよ、心に残るショートストーリーをありがとうございました。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、mayoさん!

    真剣にお考えいただき、ありがとうございます。
    話の展開上、薬に賭ける選択はしませんでしたが、それを選ぶかたも居られるでしょうし、とても勇気ある選択かと思います。さらに、もしそれでダメだった場合にも、仰るような次に繋がる知見になりえますね。
    こうして、読者様それぞれの物語を創造していただく起点となれれば、作者冥利に尽きるというものでございます。

  • 選択への応援コメント

    自主企画へのご参加、ありがとうございます。

    個人的な感想ですが、クローンを作った時点で過ちなので、王の感傷や贖罪どうこうよりも、もはや現実を受け入れるしかないよね、といった王の自己完結で良いかと思いました。
    あと王ほどの優秀な人なら、クローンにはどこかしらの欠陥がある――という可能性も当然わかっていると思うので、たぶん助かったのは…。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、常陸乃さん! また、企画に参加させていただきありがとうございます。

    少なくとも私たちの世界では、クローン作製は法的にも倫理的にも許されないことです。なので、そのクローンによって王女様を助けることは過ちの延長と言えますし、もちろんクローンも助けることも同じでしょう。そうなれば、どちらも助けないというのも、もう一つの選択としてあるかもしれないなと思いました。
    仰るようにクローンの持つ瑕疵もあるでしょうし(私は詳しくありません)、医学者である王様はそういう観点で選択をする場合もありそうですね。
    深くご考察いただきありがとうございました!

  • 選択への応援コメント

    難しい選択ですね…
    何が正しいのか、間違っているのか、もはや本人ではなく周囲の人間や歴史が決めるのではないかとおもってしまいました。
    読み違いかもしれませんが、二人の手術をしたことで、薬が完成したのかななどと妄想し、そうだとすれば国民からすれば、王様の決断は英断だったと言われることでしょう。とはいえ、悲しみが消える事はないのでしょうけど。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、外宮さん!

    深く考察いただき、誠にありがとうございます。
    何が善であるか、それは通常は社会によって定まるものではありますが、今回置かれた状況はあまりに例外的なものであり、従来の倫理観ではカバーしきれないところであります。そうなれば、当事者の意思しかない……と私は思います。
    薬については明確に記述しておらずご想像にお任せするところですが、作者の見解としては、手術との関わりはありません。ですが、それが薬の完成に寄与したと解釈すれば、とても救いのある物語となりますね。そのような発想をされる外宮さんは、とても優しいお方と感じました。

  • 選択への応援コメント

    読み合いから来ました。
    1400文字という短い分量で、ここまで続きが気になるような2話に分ける工夫や、面白いストーリーなど、凄い……の一言に尽きます。。。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、寝癖のたーさん!

    そのようにお褒めいただき、大変恐縮でございます。長編の方もそうですが、ミステリーや謎解きが好きでして、ついそういう要素を挟んでしまうのです(笑)。明瞭簡潔が持て囃されるWEB小説界隈ではありますが、こういった考えるお話が好きな方も中には居られると信じております。もし興味が湧かれましたら、長編の方にもお越しいただければ幸いでございます。

    編集済
  • 選択への応援コメント

    企画参加ありがとうございます!

    すごく難しい命の選択ですね。
    私は、どちらを選んでも、王様にとって正しい選択だったのではないかと思いました。
    選択という趣旨からは外れてしまいますが、どちらも、間違いだったとは思いたくないなと感じたからです。
    餅餅餅さまの言う通り、読んだ人の数だけ答えがありそうですね。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、赤城さん! また、こちらこそ企画に参加させていただきありがとうございます。

    丁寧にお名刺を受け取っていただきありがとうございます。仰っしゃる通り、読まれた方が思い描いた背景によって選択は変わるものであり、そうして選ばれた答えを誰かが間違いと否定することはできないと思います。考えること、選ぶことそのものに価値があるのでしょう。この物語が赤城さんにとって何か意味のあるものでありましたら、誠に嬉しく存じます。

    P.S.素敵なレビューコメントまでいただきまして、本当にありがとうございます!

  • 選択への応援コメント

     正解のない物語、楽しめました。
     シリーズ化して欲しいくらいです。
     正解のないショート&ショート、とか。

     王様の臓器を使って、娘たちを救う道を予想していました。
     父親を失って生き延びる娘は、幸せなのか…みたいな。

     クローンの首の後ろに、ホクロがあったりして、墓前の王様を見つめる姫の髪が、風で捲れるラストシーンとか、ドラマっぽいのを想像したりしました。
     どちらを選んだのでしょう。
     答えがない分、心に残るラストでした。

     勧善懲悪な水戸黄門みたいな、何も考えないで済む話も好きですが、たまには色々と考えながら読むのも楽しいですね。

    作者からの返信

    感想に加えて素敵なレビューまでいただき、ありがとうございます!

    モヤモヤをお楽しみいただけたようで、何よりです。シリーズ化ですか……また何か思いついたら書きたいところですが、基本的に私はハピスパを完成させるためにカクヨムをしているところもありますので、今のところはあくまでその副産物生成に頼るところです(笑)。もう一つ別の作中作(?)がありますので、そちらにご期待くださいませ(そちらはなんとゲームブックです!)。

    確かに親族ですので、ひとに寄ってはそれも選択としてあるかもしれません。ですが、やはり拒否反応が怖いところではあります。同一DNAにはかないませんし。

    ハピスパからラブとコメディを全部さっぴいた様な内容ですので、少々辛い内容で頭を悩ませる内容かもしれませんが……それでも楽しいと言っていただき嬉しいです!

    編集済
  • 秘密への応援コメント

     よくいる非人道的とも言えるような王様なら、悩む事もないのでしょうね。

     その召使の子は、どこから連れて来たのか。
     誰の臓器を犠牲に、誰の命を救うのか。

     親族なら拒否反応も少ない可能性が高かったりしますよね。
     王様は誰を選ぶのでしょうか。
     大事な人を失う痛みに耐えられないのなら、選ぶのは…
     

    作者からの返信

    とぶくろさん、こちらにもお越しいただきありがとうございます!

    そうなんですよ。情に厚い人だからこそ、ですな。果たしてどういう選択をとるのか、お楽しみに!(と言っても、もう読まれていますけど(笑))

  • 選択への応援コメント

    コメント失礼します
    非常に哲学的で考えさせられました。
    きっとどの選択も正解であって正解でなくて、間違いではなくて間違いで、何書いてるか分からなくなりました…
    王様は葛藤しながら選択したようですが、私だったら選択できないかもしれないなって感じました。
    とても素敵な作品だと思います

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、森山さん!

    深くお考えいただき、作者冥利に尽きるというものです。お褒めいただき、ありがとうございます!
    きっとどう選んでも後悔は残りますが、王様の選択できた勇気は讃えたいものですね。
    残念ながら王様はハッピーエンドを迎えられませんでしたが、長編本編の主人公はまた違う道を見出してくれるかもしれません。もし気が向かれましたら、覗いていただければ幸いでございます。

  • 選択への応援コメント

    マミカと申します。

    とても難しいテーマです。
    もしわたしが王様の立場ならと考えました。
    答えなんてでないですよね。でも、王様は何かしら結論を出したはずです。
    きっとそれは正しくないだろうし、正しいとも言えると思います。

    こんなに考えたのは久しぶりです!

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、マミカさん!

    とても深く考えていただいたようで、作者冥利に尽きるというものです。ここでお考えになったことが、何かしらのお役に立てれば幸いでございます。

    p.s.素敵なレビューまでいただき、誠にありがとうございます!

  • 選択への応援コメント

    1話だけでも良いから読んでもらいたい。そんな方への、モチベを上げる為の読み合い会。から来ました。命の選択、とても考えさせられました。月日が経てば、情も湧いてしまいますよね・・・。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、横海さん!

    ご感想ありがとうございます。
    もしもの際に情が湧いて行動できなくなるかもしれない、王様が悩んでいたのはそのことであり、そしてその懸念は現実となりました。ですが、王女様を独りにするよりは、そして女の子を人間として見ずに終えているよりは、きっと良かったのではと私は思います。

  • 選択への応援コメント

    自主企画のリンクかた参りました。
    面白かったです。その上で無粋なことを言いますが。

    自分は直前までハッピーエンドを予想していました。
    とりあえず、臓器は互いに移植した上で、悪い方の臓器を集めた子に試験薬を投与するのが最適解だろうなあと。
    王様はいっぱい悩んで反省したけど、ずっと努力してたことは報われたんだ、というオチで、めでたしめでたしと想像していたのですが、ちょっと考えが穿ち過ぎでしたかね……。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、鷲賀祖舘夕さん!

    貴重なご感想とレビューまでいただきまして、ありがとうございます。
    なるほど、確かにその手がありましたね。とても鋭いご指摘です! 本作では選択そのものをテーマとしていますので、例えば……仮に同じDNAであっても移植された臓器には効果が見込めない薬、などと追加の裏設定してお考えいただければと思います。
    残念ながら本作はハッピーエンドとはなりませんでしたが、本編の方(本作は作中作です)ではまた違った未来があるかもしれません。その未来を諦めずに探る姿勢、それこそが主人公らしいと思っております。そういう意味で、打開策を見つけられた鷲賀祖舘夕さんは、とても主人公な方だなぁと感じ入りました。

  • 選択への応援コメント

    こんばんは、ジャンル不問の読み合い企画へのご参加ありがとうございます。

    特効薬ができたとはいえ効果の確証がないものに全ての命を懸けるのはなかなか難しいですよね。2人のうち1人が助かるなら…そちらを選択する気持ちも分かります。
    そして最後にどちらを救ったのか。その部分が不明で終わっているからこそ、この作品は良作だなぁと思いました。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、優麗さん! また、素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。

    少ない描写から読者様の想像した背景で選択について考えてもらえれば思っておりまして、作中に答えを示さないことにしました。その点で良作と言っていただき嬉しく思います。ありがとうございます。

  • 秘密への応援コメント

    秘密気になります。
    題名の命の選択もとてもいいですね。

    作者からの返信

    こんばんは、響びあのさん!

    こちらにもお越しいただきありがとうございます。
    秘密は、王様の背景と文章中の違和感がヒントです!
    ちょっとしたダジャレ(ことわざの)でしたが、お褒めいただき光栄です。

  • 選択への応援コメント

    クローンでしたか。
    王様が浮気をした相手の子供かと思いました。SFでしたね。外してしまいました。

    私なら、自分が開発した薬となると、どれだけ自信があるかで、薬を使うかどうか違ってきます。八割の自信が有れば薬を使うでしょうね。
    手術をする場合は、王女を選ぶと思います。
    ただ、後悔はすることになるでしょうね。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、なつきコインさん!

    なるほど、似ているとなるとそういう展開もありますね。
    薬の確かさが分からないことがミソであり、読者様の想像した状況に寄るもの、そして仰るように確たる自信があるならばその選択もあるでしょう。それは主人公らしい選択かもしれません。王様としては、過去に医療で王妃様を救えなかったことがあり、それも薬を選ばなかった理由かもしれませんね。
    ご感想ありがとうございました!

  • 選択への応援コメント

    実は、だいぶ前にこっそり読ませていただいたんですが、ランキングに上がっているとのことで、応援にきました!

    これだけ単純な話なのに、どれだけ考えみても、正しい選択はないし、私だったら選べずに両方失ってしまっていたかもしれないとも思います。

    クローンを生み出したおかげで、片方は助かったけれど、クローン人間を作ってしまったのは大きな罪だし。
    だからといって、王様も召使いの女の子を蔑ろにしていたわけではなく、大切にしていたようだし。
    最後の最後まで悩み抜いて、片方を助けたあとも、犠牲にしてしまったもう片方のことを、永遠に忘れないことが、王様にできる唯一の贖罪なのかなと思います。

    薬に頼る選択は、後に効果が現れたから、一見、きれいな選択肢に見えるけれど、決断のときには、一番、リスクの大きい選択だったわけで。

    しかもこれって、クローンの女の子を生み出していなければ、手術ができないから、自然と、薬に頼るしかなくなって、女の子は助かっていたわけですよね。
    でも、二人が一緒に過ごした時間は、きっと尊いものだっただろうし。

    唯一、王様が苦悩の末に、何かしらの「選択」をした、ということだけは、正しかったのかなと思います。その選択自体には、正しいも間違いもないけれど、何も選ばないよりはずっとよかったのかなと。

    作者からの返信

    おはようございます、さくらのあさん!

    応援にお越しいただき、また深く考察いただきありがとうございます!
    きっとどちらを選んでも後悔しかない、辛い状況でしょうね。特効薬でどちらも救うor失うの賭けに出る勇敢な方、どちらも選べず自暴自棄になり逃げ出す方、本当に人それぞれの選択がありそうです。
    (補足:手術の日に作成した薬と、実際に効果があった薬が同一であるかは明記しないようにしています(もう少し分かりやすくするため、強調点を打って改稿しました!)。同一であったなら皮肉な話であり、なぜ両方助ける方を選べなかったのかという後悔までついてまわるでしょう。逆に同一でない場合は両方失う結果を阻止でき、少し救われます。結果がいずれにしろ、その時点で取るにはリスクが大きいですね)

    おっしゃるように、「選択」できたこと自体がとても勇気のあることであり、そんな強く優しい王様ですから、生涯をかけて選ばれなかった方へ償っていくのでしょう。

    (そしてこれは作中作であり、さくらのあさんは関連性をご想像されていることと思います。本編での状況は同じではありませんが、そのとき彼はどういう選択をするのでしょうね)

    編集済
  • 選択への応援コメント

    これは確かに……
    正解のない物語かもしれませんね。
    色々と考えた上での決断。
    せめて生き残った方には幸せになってほしいと思いました。

    作者からの返信

    こんばんは&メリークリスマス日々菜さん!

    こちらにもお越しいただき、またレビューまでいただきましてありがとうございました!
    彼の決断は明かされず、またそれが正しいかは誰も判断できません。しかし彼は生涯をかけて選んだ方を愛すことでしょう。

    編集済
  • 選択への応援コメント

    企画より来ました。
    企画ご参加ありがとうございます。

    短編ながらも、命の選択を主題とした話で、とても参考になりました。
    そして、考えさせられました。
    タグに書いてある通りです……!

    語彙力を感じさせる文章を使いこなし、分かりやすく書かれていて、流れるように理解できました。結構この「命の選択」というお題は、読んでる時に難解な部分があるのですが、それを感じさせないようなお話でした。

    素敵なお話ありがとうございます。
    頑張ってください!

    作者からの返信

    こんにちは、稚菜さん!
    こちらこそ企画に参加させていただき、ありがとうございます。あまりにジャストフィットする内容の企画であり、正直驚いておりました。

    参考になったと言っていただき、大変恐縮でございます。大人が読む童話を目指して本作を書いたところがあり、理解しやすく書けていたのでしたら、とても嬉しく思います。
    なお、本作は長編の別作品の作中作でもありますので、もし長編の方にも興味が湧きましたらどうぞよろしくお願いいたします。

    合わせてレビューまでいただきまして、誠にありがとうございます!

    編集済
  • 選択への応援コメント

    初めまして。他の作者様と交流してみたかったのですが定員で企画に参加できなかったので、どんな方だったのだろうと覗いてみました。

    なるほど、命の二択ですか。良心を持つ人間の永遠のテーマですね……。
    どちらにしても父親に愛されたまま死んだのならば良かったのではないかと思います。だって、人は忘れられた時に二度死ぬと言いますから、王様の心の中で生き続けるのだと信じることにします。

    深いテーマを扱う作者様…交流してみたかったです……。

    作者からの返信

    こんにちは、芥葉亭子迷さん。この度は企画にご参加いただきありがとうございます!

    大変深くご考察いただき、誠に感謝感激です! 王様が愛し、選択を悩んでくれたこと……確かにそれだけで二人は感謝していそうです。そう思われた芥葉さんは、とてもお優しい方なのだとお見受けいたしました。

    交流してみたかったと仰っていただき、光栄でございます。募集のままだと私が即パンクする勢いだったためこの入り口は閉じさせてもらいましたが、そもそも私は企画に関わらず熱心にコメントを下さる方とは交流しております。ですので、企画を気にせずお越しいただければ幸いでございます。

  • 選択への応援コメント

    初コメント失礼いたします。
    倫理や葛藤や、人の業とも呼べるような……誰しも簡単には白黒ハッキリつけられない、とても深い部分のお話ですね。
    王様の親愛の情と自分勝手なエゴと、何やら相反する感情を見せつけられたような気持ちです。

    皆が幸せなハッピーエンドではないのでしょうけれど、王様の優しさを強く感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます、卯月さん!

    とても深いお話と仰っていただき、ありがとうございます。
    ハッピーエンドではなく、ベストではなく……でもベターを目指して考え選択した王様でした。王様は選び取った選択に悔いが無いよう、生きていくのでしょう。それはきっと現実でも通じるところがあると思います。

  • 選択への応援コメント

    企画からの参加です。

    全く経緯が違いますが
    昔、手塚治虫の「ブラックジャック」でこっぱみじんと言う話数とタイトルが出てきませんが、
    シャム双生児の話数を思い出しました。

    こっぱみじんは息子に殺された大統領が、今まで国民に非道を繰り返したのですが、その身体を40人の子供たちの移植に使い、始めて国民の役に立つと言うお話。

    シャム双生児の話数は一人の身体に2つの頭のある子どものお話で、切断手術を行うの為、診断を受けた子供が自分が抹消されるとお互いに悲しみます。
    そして、手術は成功し、1人は脳が取り出されました。だが、生き延びた子はその脳を破壊してしまいます。悩んだ挙句、生き残った方がそうしようと2人で決めたのだそうです。

    なんとも言えないお話ですが、そんなお話を思い出しました。

    長文で、分けわからないこと書いてるかも知れません、文才がないので、変なコメントで失礼しました。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、影武者さん! 交流企画にご参加いただきありがとうございます。

    二十年以上は前になりますが、私もブラックジャッックは完読しておりまして、こうして書いていただいてそのストーリーをうろ覚えながら思い出しました。それは私の中に今でも残っており、本作に影響を与えていたのかもしれません。手塚先生は本当に偉大なお方だなとしみじみ思います。
    貴重なご感想ありがとうございました!

  • 選択への応援コメント

    初めまして、鴉と申し上げます。
    餅餅餅様の自主企画に参加しようと思ったのですが定員で参加できず、ならばせめてどんな作品を書いてるのかと興味本位で読ませていただきました。
    王様の気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
    特に今コロナ渦なので、感染症に対しては敏感になってますが、非常にリアルタイムで既視感を感じました。
    女の子がクローンだというのが驚きましたね。
    最後はかなり頭を使ったかと思いました。
    非常に面白くて一気読み出来ました(^^)
    また他の作品も機会があったら読ませていただきます。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、鴉さん! 想定外の早さで定員オーバーということではありますが、こうしてお読みいただいたからには、もちろんお伺いさせていただきます。締め切っておかないとパンクすると思っただけであり、多少の余裕はありますので、よろしければハピスパの方もよろしくお願いいたします。

    コロナ禍と結びつけてのご感想、ありがとうございます。私も書いているときに考えていました。医療現場ではこれに近いトリアージがあり、その場合は病状という優先順位を決める基準があるから選べますが、本作のような場合となれば本当に悩むことと思います。

  • 選択への応援コメント

    ──犠牲の上でしか、叶えたいものは成り立たない。
    でも、それが果たして正解なのか──

    読み終えた後に、歯痒い気持ちを抱えつつも、深くそのことに考えさせられた物語でした。

    ◆◇◆

    この物語は勿論、シリアスな物語でもありますが、僕はこの物語に、『優しさ』も感じられました。

    王様が、二人のことを、最後の最後まで、大切にしていたこと。
    過去の後悔を忘れずに、次はそうならないようにと、努力をしていたこと。
    救えなかった片方のことを、割りきれずにいたこと。

    最後の一文まで読んで、僕は王様の心の温かさが、とても伝わってきたのが、とても印象的でした。

    長編作品の方も、最新話まで、まだ追えていませんが、応援しています!

    どうか、お身体に気を付けて、これからも更新、頑張って下さい。

    作者からの返信

    ようこそいらっしゃいませ、ハーピーサンタさん!

    深く考えていただき、作者冥利に尽きるというものです。ありがとうございます!
    王様は倫理に反する事をしてしまいましたが、それは王女様を大切にしたい一心のためであり、おっしゃる通り優しい心の持ち主なのだと思います。ですので、王様は後悔を抱えつつも、選び取った娘を、選べなかった娘の分まで大切にすることでしょう。

    この作品はハピスパの作中作なので、とても深い関わりがあります。こちらでは悲しい結末でしたが、向こうでは大地君がハッピーエンドを掴み取ってくれることでしょう。その道のりは険しく遠く、ではありますが!

    編集済
  • 選択への応援コメント

    拝読しました。
    正解がないのが正解……だと思います。ただ、個人的考えとしては、王女を助け、女の子を犠牲にして、王様は罪を背負うべきだと考えました。それはなぜと問われると、女の子を助けるのは王様の自己満足、わがままだと思ったからです。でも王様の都合なんて王女も女の子も知ったこっちゃないし……難しいですね。

    作者からの返信

    こんばんは、コーヒーブレイクさん!

    ご意見ありがとうございます! 仰る通りどちらを助けるかに正解なんてなく、そもそも特効薬に賭ける選択をする方も居られるでしょうね。
    私もどちらかと言うと、王女様を助ける派かなぁと思いながら書いていました。最初にそれを望んだのだから、最後まで通すべきかとも思いますので。