桓帝伝 一「桓帝擁立」

一四六年。

漢帝国第十代皇帝 劉纘りゅうさん梁冀りょうきに毒殺されると、梁冀とその妹で第八代皇帝 順帝じゅんていの皇后であった太后梁妠りょうなんが多くの反対を押し切り、順帝の族弟である劉志りゅうしを第十一代皇帝として擁立ようりつし、その地位を揺るがないものにした。


さらに梁冀の専横は続き、妹の梁女瑩りょうじょえいを帝の皇后にしたことで一族から三人目となる皇后となり梁氏が最も権力を握ることになる。

その勢いのまま、元々梁冀と反目し帝の後継者争いで敵対していた大尉の李固りこ杜喬ときょうを誅殺し、敵対する人物たちへの弾圧を強めていった。

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